• トップ  > 
• Rewrite the Future  > 
• 子どもたちを取り巻く問題

• ツイート

子どもたちを取り巻く問題

紛争は学ぶ機会を奪います

戦争中、家族は離れ離れになり、生き延びることが最優先事項となります。軍事行動は多くの難民を生み、弱い立場にある子どもたちを恐ろしい危険にさらしま す。紛争下で生きる若者たちはケガ、トラウマ、死に直面するだけでなく、兵士や慰安婦などの搾取的な労働や軍による強制労働を強いられることもあります。また生計を稼ぐ、兄弟の面倒をみるといった新たな責任を負うこともあります。たとえ紛争が終わっても、学ぶ時間を失ったことで彼らの将来は損なわれるのです。

紛争は教育システムを破壊します

戦時下の政府は学校教育よりも軍事利用のために資金を流用します。紛争によって学校の建物は破壊されるか、兵士によって本来とは違う目的に利用されます。教科書や鉛筆などの教材も提供されなくなります。犠牲者や難民の中には、教師や役人、教育省職員も含まれています。

元 々、教育に対する国際支援の水準は低いので、状況を改善するためにほとんど何も行われていません。たとえ子どもたちが学校に通うことができても、受けられ る教育は劣悪なものであることが多いのです。教師の数は少なく、その資格も不十分です。十分な研修や管理が行われていないため、子どもたちがいじめ、虐 待、さらには性的搾取の対象にさらされています。クラスには100人以上の生徒がいることもあり、カリキュラムも不十分で、また不適切なものです。

紛争により世代全体が教育を受けられない場合、紛争から教育システムを立て直すためには長い時間を要します。私たちは、このような状態を見過ごすことはできません。