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アドボカシー
(公開日:2026.02.09)

【活動報告】セーブ・ザ・チルドレンと立教大学の連携:SDGsと子どもの権利を学ぶ科目を開講

 
セーブ・ザ・チルドレンと立教大学は、相互協力・連携体制を構築し、双方の経験や知識を活用することで地球規模の課題解決に向けて取り組み、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて貢献をすることを目的に、2022年に「包括的教育研究協力に関する協定書」を締結しました。この協定に基づき、2024年に「子どもの権利から考える国際協力〜SDGsを起点として〜」と題した科目を立教大学で開講しました。SDGsや子どもの権利をテーマに、学生が「社会課題を自分ごととして考える力」を養うことを目指し、セーブ・ザ・チルドレンの職員2人が担当講師を務めました。2024年度春学期、2025年度春学期の実施を経て、2026年度は春・秋2学期の開講を予定しています。


 
授業の様子


今回のブログでは、2025年度春学期を例に、授業の様子をご紹介します。

■授業の概要
授業は以下を目的に、立教大学の2〜4年次生40人を対象に、全14回行われました。
・SCJの活動事例を通じて、SDGsと子どもの権利の関連性を理解する
・グローバル課題解決に必要な多角的視野を養う

担当講師に加え、セーブ・ザ・チルドレンの海外事業部、国内事業部、アドボカシー部、パートナーリレーションズ部から7人がゲスト・スピーカーとなり、多様な視点から講義を行いました。また、講義、グループワーク、発表を掛け合わせ、学生が主体的に考える時間を多く設けました。

テーマ例:
・SDGsと人権、子どもの権利の概要
・SDGs1「貧困をなくそう」:国内の子どもの貧困問題
・SDGs4「質の高い教育をみんなに」:紛争地域への教育支援
・SDGs13「気候変動に具体的な対策を」:グローバルな取り組み
・SDGs16「平和と公正をすべての人に」:子どもを守る支援


■授業の特徴
リアルな現場の声を届ける: 紛争地域の教育支援、国内の子どもの貧困、災害の影響を受けた地域での子ども支援、海外の子どもたちに対する保健栄養支援など、国内外の支援の現場で活動する職員が話すことで、子どもの権利やSDGsといった世界の約束事が実際に守られているのか、守られていない場合はどのような支援で守っていこうとしているのか、支援現場からのリアルな声を届けました。

主体的な学びを促す仕掛け: 毎回の授業でグループディスカッションを実施し、学期終盤にはチーム発表を行い、学生がさまざまな意見を踏まえて自ら考え、学ぶ時間を大事にしました。学生からは「他の授業では経験できない学びだった」との声が多く聞かれました。

子どもの権利やSDGsを「遠い目標」から「自分の行動」へ: 初回の授業で実施したアンケートと比べ、最終授業後では、子どもの権利やSDGsを「説明できる」と答えた学生が大幅に増加しました。さらに、「社会課題に主体的に関わりたい」という意欲が高まったことが確認されました。


授業のグループワークで作成


■なぜこの取り組みが意味を持つのか
未来を担う学生が子どもの権利やSDGsを「遠い国の課題」ではなく、自分自身と社会につながる問題として捉え、社会課題に主体的に向き合う姿勢を育むことができたことは、大きな成果だと感じています。

また、授業では、「権利」という視点を大切にしました。支援は一方的に行うものではなく、困難な状況にある人々の声に耳を傾け、その文化や背景を尊重しながら進めていく必要があります。それを具体的な行動や仕組みとして形にしていくプロセスを伝えられたことも、全14回という連続授業だからこそ可能だったと感じています。また、学生それぞれの多様な視点に触れることで、授業がより深まりのあるものになりました。

今後も教育現場と連携しながら、学生が社会課題を自分ごととして捉え、より良い社会について共に考えていけるよう取り組んでいきたいと思います。



海外事業部「子どもの権利から考える国際協力〜SDGsを起点として〜」授業担当者

 

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