グローバルキャンペーン「EVERY ONE」

■5歳未満で亡くなる子どもたち、1日18,000人。
 その原因の多くは、予防や治療で救うことができる病気です。

子どもの命を奪う代表的な病気である肺炎、下痢、マラリアなどは、予防接種や基本的な医療サービスによって予防や治療が可能です。そして5歳未満で亡くなる子どものうち44%は、生まれて一か月未満の新生児で、おもに出産時のトラブルや感染症で亡くなっています。きちんと訓練を受けたヘルスワーカーや助産師が身近にいれば、子どもたちの死亡は防ぐことができます。

また、5歳未満で亡くなる子どものうち45%は、栄養不良の状態です。乳幼児期の栄養不良は、その後の発育に甚大な悪影響を及ぼします。生後6ヶ月までの完全母乳育児や6ヶ月以降の離乳食指導で、多くの子どもを栄養不良から守ることができます。さらに世界の多くの国で、最も貧しい家庭に生まれた子どもたちと、最も豊かな家庭に生まれた子どもたちの健康の格差が拡がっています。

■5歳未満で亡くなる子どものほとんどが貧しい国に住んでいます。

世界の5歳未満児の年間死亡数の約半分が、わずか5カ国-インド、ナイジェリア、パキスタン、コンゴ共和国、そして中国で起きています。これらをはじめとする世界の多くの貧しい国では、保健システムが整っておらず、予防接種がきちんと行われていなかったり、ヘルスワーカーや助産師の数が十分でなかったりするために、予防や治療ができる病気で多くの子どもが亡くなっています。
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