国内事業 国内事業

国内事業
地域NPO支援事業

地域の人々とともに、日常的な子どもの権利保障を目指して
日本各地で子どもの暮らしや育ち、まなびを支える非営利の活動を応援し、また、これを通じて子どもたちの育つ環境を長期的に改善していくことを目的とし、非営利団体(NPO)に対する助成事業を行っています。また、この事業を通じて全国各地の地域 NPO とネットワークをつくり、子ども、保護者、支援者の声をより広く聴き、日本における子どもの権利保障を目指すための政策提言へ活かしています。

活動の背景

子どもが毎日の暮らしの中で権利を保障されながら成長していくためには、子どもにとって最も身近な存在となる保護者や、地域の人々の存在が大きな意味を持ちます。しかしいま、日本社会では子育ての孤立化、虐待の深刻化、相対的貧困の拡大など多くの課題があり、また、感染症や、自然災害の増加なども重なる中で、子どもたちの育ち、まなび、遊び、参加などの基本的な権利が保障されにくい現状があります。この現状を変えていく力を持つ子ども自身と、子どものそばにいる地域の大人を支えるために、セーブ・ザ・チルドレンは子どもとともに活動する地域の非営利団体(NPO)の活動・組織の継続・発展をサポートすることにより、 日常生活における子どもの権利保障を目指しています。

子ども・地域おうえんファンド

日本各地で子どもの暮らしや育ち、まなびを支える非営利の活動を応援し、また、これを通じて子どもたちの育つ環境を長期的に改善していくことを目的とし、2022 年度から「セーブ・ザ・チルドレン 子ども・地域おうえんファンド」を実施しています。子ども、保護者、子ども支援関係者のために各地で活動する団体を幅広く対象とし、その事業や組織運営の在り方をともに考え、資金や組織運営に加え、団体の活動における子どもの権利保障のための環境づくりもサポートしていきます。

子ども・地域おうえんファンド

まなび・体験ファンド

経済的な困難をはじめさまざまな理由により取り残されがちな子どもたちは、多様なまなびや体験の機会をより得にくい状況があります。セーブ・ザ・チルドレンがこれまで行った活動でも、部活や習い事、修学旅行や家族旅行、キャンプや芸術鑑賞といった体験が、経済的に難しいといった声が聴かれていました。私たちはこのような状況を受け、子ども時代の多様な体験を保障することを目指し、「まなび・体験ファンド」を実施しています。このファンドを通じて、子どもたちにまなびや体験の機会を提供する地域 NPO の活動をサポートします。活動資金の助成に加え、子どもにとって安心・安全な活動を進めるための「子どものセーフガーディング」の研修や取り組みの支援なども行っています。地域のきめ細やかな活動をサポートすることにより、子どもたちが生活環境などに左右されることなくまなびや体験の機会を得られる環境をつくることを目指しています。

救命胴衣をつけた子どもたちが川ラフティングをしている写真
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