子どもの権利とビジネス原則(CRBP)

Children's Rights and Business Principles子どもは消費者であり、若年労働者であり、未来の従業員でもあります。「子どもの権利とビジネス原則」は、バリューチェーンにおいてビジネスがいかに子どもに影響を及ぼし、またどのように子どもの健やかな成長と発達を促せるのかを示したガイドラインです。
グローバルレベルでの動向として、現在、環境、社会、従業員、人権、腐敗防止に関する対応に加え、バリューチェーンにおけるリスク調査とその対応(デュージリジェンスプロセス)の情報開示も企業に求められています。CRBPを実践することにより、積極的にビジネスにおける潜在的リスクを回避し、新しい顧客層の獲得やビジネスの持続性発展に貢献することができます。
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンでは、企業の皆様へ子どもとビジネスの関わりについて考える機会を提供しています。また、個別もご相談を受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。

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子どもの権利とビジネス原則(CRBP)とは

国連グローバル・コンパクト、セーブ・ザ・チルドレン、国連児童基金(ユニセフ)は、2012年3月に『子どもの権利とビジネス原則』を発表しました。英語名ではChildren's Rights and Business Principles - 略称 CRBP と言います。CRBP は CSR 分野における既存の「人権」や「環境」、「労働」等の諸原則を、世界人口の 3 分の 1 を占める“子ども”の権利の視点から補完するもので、企業の社会貢献活動だけではなく、企業活動のバリューチェーンにおいて「子どもの権利」に焦点をあてた初の枠組みです。

CRBP は、子どもの権利に負の影響を与えないことは企業が果たすべき社会的責任であるだけでなく、企業も、本業などを通じて積極的に子どもの権利を推進できることを強調し、そのための活動を奨励しています。

例えば、児童労働の問題の他にも、健康や教育、栄養、環境など多くの場面で世界の子どもたちが直面している様々な問題の改善に資する製品やサービスの開発・提供や、マーケティング・広告活動などを通じ、積極的に「子どもの権利」を守り、尊重し、推進することができます。また、従業員のワーク・ライフ・バランスへの配慮を通じ、適切な親子関係・子育て環境を確保することも、「子どもの権利」の推進に資する活動です。CRBP は、企業が取り組めるアクションを「職場」、「市場」、「地域社会と環境」の3分野にて提示しています。

1 子どもの権利を尊重する責任を果たし、
子どもの権利の推進にコミットする
2 すべての企業活動および取引関係において
児童労働の撤廃に寄与する
3 若年労働者、子どもの親や世話をする人々に
働きがいのある人間らしい仕事を提供する
4 すべての企業活動および施設等において、
子どもの保護と安全を確保する
5 製品とサービスの安全性を確保し、それらを通じて子どもの権利を推進するよう努める
6 子どもの権利を尊重し、推進するようなマーケティングや広告活動を行う
7 環境との関係および土地の取得・利用において、
子どもの権利を尊重し、推進する
8 安全対策において、
子どもの権利を尊重し、推進する
9 緊急事態により影響を受けた
子どもの保護を支援する
10 子どもの権利の保護と実現に向けた
地域社会や政府の取り組みを補強する

※上記資料の英語版はこちらからダウンロードできます。

Children's Rights and Business Principles

■お問い合わせ

公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
法人連携担当
メール:japan.corporatepartner@savethechildren.org

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