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(公開日:2018.12.14)
【スタッフインタビュー】国内事業部 子ども虐待の予防事業プログラム・マネージャー 瀬角 南

Q.セーブ・ザ・チルドレンに入局した理由は?

高校生の頃から国際協力の仕事に関心を持ち始め、学生時代には国際機関やNGOで働きたいと思うようになりました。子どもに関する社会課題には昔から関心がありましたが、一方で、行政・企業・NPOの間に立って社会課題の解決をよりよい形にしていく中間支援業務にもずっと興味がありました。そんな中、セーブ・ザ・チルドレンの東日本大震災復興支援事業で、震災の影響を受けた子どもたちを支援する市民団体のための助成プログラム事業担当マネージャーが募集されていることを知り、震災復興支援・子ども・中間支援・NGOという自分の関心事すべてに合致する業務だったため、是非やりたいと応募しました。



Q.これまでのキャリアは?

日本国内で大学院修士課程修了後、銀行に10年間勤め、海外を含む様々な部署の仕事を経験しました。2014年、東日本大震災復興支援事業プログラム・マネージャー(コミュニティ・イニシアチブ)として入局。その後、子どもの貧困問題解決事業プログラム・オフィサーを経て、2017年より子ども虐待の予防事業担当マネージャーを務めています。


Q. 現在の仕事内容は?

日本国内での子ども虐待を根本的に予防することを目指し、家庭を含むあらゆる場面で、体罰や暴言など子どもの体やこころを傷つける罰をなくすための活動を担当しています。?体罰等を全面禁止する法改正を求める「政策提言」、?体罰等の負の影響や、体罰等によらない子育てができることを広く知らせる「社会啓発」、?体罰等を用いないポジティブな子育ての具体的な考え方を伝え、実践を支える「養育者支援」、の3つの活動を進めています。

(左から2人目が瀬角)

Q. 「この仕事をしていて良かった」と思うことは?

まず何より、自分の仕事の目的が「子どものため」にあるといつでも迷いなく言い切れることは、大きな支えであり喜びです。また、活動を進める中で、専門性、人間性ともに素晴らしい方々とご一緒させていただけるのも、とても光栄なことです。国連の要職にあるゲストや海外のセーブ・ザ・チルドレンスタッフと共にシンポジウムに登壇すること。弁護士や医師など、子どもと養育者のために働く専門職の方々のお話を伺うこと。地域の行政やNPOの方々と一緒に、どうしたら親御さんが楽しい子育てをできるかなと試行錯誤すること。このすべてを同時に経験できるのは、セーブ・ザ・チルドレンならではだと思います。


Q. 仕事の中で大変だと感じることは?

「体罰や暴言はいけないことだが、法律で禁止までする必要があるの?」「子どもは、たたかれて初めて分かることもあるのでは?」といった反応を多くいただきます。法律で規範として定めれば、啓発や支援を進める根拠になることや、たたかずに子どもの視点で考えて向き合った方が、子どもが自分で考え自立していく助けになることなどを、根気よく伝え続けていかなければいけないと思っています。人間だれしも、つい力に頼りたくなることはあるでしょう。けれども、力で支配しようとしても子どもにいい影響はないことを広く知ってもらい、罰に頼らないで子どもに接する方がいい、とより多くの方に思ってもらえるようにしていきたいです。


セーブ・ザ・チルドレンで働きたいと考えている方へのメッセージ

セーブ・ザ・チルドレンは、国際レベルから地域レベルまで様々な方と関わりながら、社会を変え、子どもの生活を変えることを目指しており、かつ本当に実現する組織です。「セーブさんだからこそやってほしい」「一緒にやりたい」と期待を寄せて下さる方々もたくさんいらっしゃいます。期待を背負いつつ、責任の重さとスケールの大きさを楽しむことができる。大きなインパクトを目指しながら、毎日地道な努力を積み重ねられる。子どもや周りの大人の何気ない一言に気づき、心を寄せることができる。そんな方が、セーブ・ザ・チルドレンの仕事に向いていると思います。

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