地中海「捜索救助船」(公開日:2016.09.14)
捜索救助船が、初のミッションを実施
紛争や迫害、極度の貧困から逃れるために地中海を渡る難民や移民の子どもたち、その家族を救助するために、セーブ・ザ・チルドレンが運行する捜索救助船「ボス・ヘスティア」。9月11日、他の救出船などとも協力して1200人以上を救出し、このうちボス・ヘスティア号には400人近くが乗船しました。その時の様子がこちらです。
「今回、イタリア沿岸警備隊と多くの救助船と連携して計1200人を救出し、ボス・ヘスティア号には、400人近くが乗り込みました。船上では、人道支援専門家チームが、さまざまな支援を実施しました。人々は、用意された食事を食べた後、毛布にくるまり就寝。私たちは、水や食料といった必要なものが入ったバックパックを、一人一人に手渡しました。翌朝には朝食と紅茶を提供しました。午前中のうちに、イタリアに到着したいと考えています。」
救助した人の中には、9ヶ月の妊婦のほか、保護者の付き添いのない子どもたちが50人以上もいました。そうした子どもたちの多くは、「紛争や迫害、極度の貧困といった状況から逃げ出して欲しい」という、家族の強い思いを受けて送り出されてきた、と説明しています。
イタリア沿岸警備隊によると、この週末だけで2000人以上の難民や移民が地中海で救助されたといいます。
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例えば3,000円で、30人に救命ブランケットを提供することができます。
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