緊急支援(公開日:2025.07.04)
【ミャンマー・タイ大地震】支援活動詳細のご報告(その3)
現地で大地震が発生してから3ヶ月が経過しました。
最新の報告によると、これまでに3,700人以上が犠牲になり、5,100人以上が負傷、未だ70人以上が行方不明となっています。また、この地震により5万1,000 棟以上の家屋が完全に倒壊し、4万棟近くの家屋が部分的に損壊したため、今なお29万人以上の人々が避難を余儀なくされています。【1】
・現地パートナー団体と協力し、村の教育委員会や保護者を交え教育活動再開に向けた会合を実施しています。学習施設の修繕を進める一方、現地の寺院やコミュニティセンター内の仮設の学習スペースで、子どもたちの教育活動の再開を支援しています。たとえば、障害のある子どもへの包摂的な指導方法や学習教材の開発に関する研修を83人の教育者へ実施しました。さらにスケッチブック、ノート、文房具、Tシャツ、防水バックパック、クレヨンなどが入った学習用キット約3,000セットを子どもたちへ配布し、大判紙や色紙、絵の具、絵筆、画用紙、マーカーペンなどの教材が入った教育キット13セットを、被災した幼児教育施設へ提供しました。
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【ご支援のお願い】
私たちのミャンマー・タイ大地震緊急子ども支援活動に、ご寄付をお願いします。https://bit.ly/4lf0Ois
避難所の様子
6月から雨季が始まったことで、豪雨や嵐により震災からの復興活動が妨げられるだけでなく、被災者が住む仮設住宅が倒壊する恐れもあり、さらに多くの人々が避難を余儀なくされる恐れがあります。また震災により被災地の640に及ぶ医療施設が全壊もしくは部分的に損壊し運営できなくなっており、医療を受けることが非常に困難になっています。【2】
避難所で赤ちゃんを抱いている女性
新学期は6月初めに始まりましたが、まだ多くの子どもたちは学校に戻ることができていません。震災により多くの学校が損壊し、また被害を逃れた学校も被災者の仮設避難所として利用されている状況です。子どもたちが安全で質の高い教育を継続的に受けられるように、適切な教材や設備を備えた仮設学習スペース提供の支援が喫緊に必要となっています。
震災によって倒壊した家屋
セーブ・ザ・チルドレンは現在まで以下の通り支援を届けてきました:
・米、油、豆類、塩、魚の缶詰などの食料配布のほか、すぐに食べられるミールボックスやインスタント麺などを約2万9,000人に配布しました。
・1万8,500世帯以上へ緊急家庭用キットを配布しました。キットには、毛布、寝具マット、蚊帳のほか、仮設避難所の設置に必要なビニール生地のテント、ロープや竹などが含まれていて、800以上の仮設避難所を設置しました。
・7万9,000人以上に飲料水を提供し、8,600個以上の衛生キット(石鹸、歯ブラシ、タオル、生理用品、洗濯用洗剤、その他の生活必需品など)を配布しました。
・損壊した給水所の修繕、非常用トイレの設置に加え、新たな給水所の設置、仮設の入浴施設の提供もしています。また感染症の予防などを目的に、被災地域の約8,000人へ衛生に関する啓発メッセージを発信しました。
・被災した家族約2万7,000人以上に対して食料や医薬品、その他の必需品を購入できるよう、現金給付を行っています。
・子どもたちが遊び、精神保健・心理社会的支援(こころのケア)を受け、正常な感覚を取り戻せるよう、1万人以上の子どものため安全な場所を提供しています。
・現地パートナー団体とともに、緊急医療支援を開始し、ケガの治療や多様な健康へのニーズに対応しています。8,500人以上を診察し、160件以上の重症例については専門医のサポートへ繋ぎました。
・被災地域において、子どもや授乳中の母親の栄養不良に関するスクリーニングを5,000人以上に実施した結果、中度の急性栄養不良が約120件、重度の急性栄養不良のケースが約10件確認されました。また乳幼児や母親が必要な栄養を適切に摂取できるように栄養に関する啓発活動を行い、特に困難に直面している母親900人以上に対して母乳育児のカウンセリングを実施しています。また、生後6ヶ月〜5歳未満の子ども約1,700人に栄養補助食を配布しました。
・震災により2,600以上の学校が損壊や全壊の状況です。【3】子どもたちが安全に学びを続けられるよう、シャン州南部で約100ヶ所の学習スペースの安全性調査を進めています。
・米、油、豆類、塩、魚の缶詰などの食料配布のほか、すぐに食べられるミールボックスやインスタント麺などを約2万9,000人に配布しました。
・1万8,500世帯以上へ緊急家庭用キットを配布しました。キットには、毛布、寝具マット、蚊帳のほか、仮設避難所の設置に必要なビニール生地のテント、ロープや竹などが含まれていて、800以上の仮設避難所を設置しました。
・7万9,000人以上に飲料水を提供し、8,600個以上の衛生キット(石鹸、歯ブラシ、タオル、生理用品、洗濯用洗剤、その他の生活必需品など)を配布しました。
・損壊した給水所の修繕、非常用トイレの設置に加え、新たな給水所の設置、仮設の入浴施設の提供もしています。また感染症の予防などを目的に、被災地域の約8,000人へ衛生に関する啓発メッセージを発信しました。
・被災した家族約2万7,000人以上に対して食料や医薬品、その他の必需品を購入できるよう、現金給付を行っています。
・子どもたちが遊び、精神保健・心理社会的支援(こころのケア)を受け、正常な感覚を取り戻せるよう、1万人以上の子どものため安全な場所を提供しています。
・現地パートナー団体とともに、緊急医療支援を開始し、ケガの治療や多様な健康へのニーズに対応しています。8,500人以上を診察し、160件以上の重症例については専門医のサポートへ繋ぎました。
・被災地域において、子どもや授乳中の母親の栄養不良に関するスクリーニングを5,000人以上に実施した結果、中度の急性栄養不良が約120件、重度の急性栄養不良のケースが約10件確認されました。また乳幼児や母親が必要な栄養を適切に摂取できるように栄養に関する啓発活動を行い、特に困難に直面している母親900人以上に対して母乳育児のカウンセリングを実施しています。また、生後6ヶ月〜5歳未満の子ども約1,700人に栄養補助食を配布しました。
・震災により2,600以上の学校が損壊や全壊の状況です。【3】子どもたちが安全に学びを続けられるよう、シャン州南部で約100ヶ所の学習スペースの安全性調査を進めています。
・現地パートナー団体と協力し、村の教育委員会や保護者を交え教育活動再開に向けた会合を実施しています。学習施設の修繕を進める一方、現地の寺院やコミュニティセンター内の仮設の学習スペースで、子どもたちの教育活動の再開を支援しています。たとえば、障害のある子どもへの包摂的な指導方法や学習教材の開発に関する研修を83人の教育者へ実施しました。さらにスケッチブック、ノート、文房具、Tシャツ、防水バックパック、クレヨンなどが入った学習用キット約3,000セットを子どもたちへ配布し、大判紙や色紙、絵の具、絵筆、画用紙、マーカーペンなどの教材が入った教育キット13セットを、被災した幼児教育施設へ提供しました。
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【ご支援のお願い】
私たちのミャンマー・タイ大地震緊急子ども支援活動に、ご寄付をお願いします。https://bit.ly/4lf0Ois
【脚注など】
【1】https://ahacentre.org/wp-content/uploads/2025/05/DWeek_21_19-25May2025.pdf
【2】https://ahacentre.org/situation-update/situation-update-no-9-m7-7-mandalay-earthquake-14-april-2025/
【3】https://ahacentre.org/wp-content/uploads/2025/05/DWeek_21_19-25May2025.pdf
【2】https://ahacentre.org/situation-update/situation-update-no-9-m7-7-mandalay-earthquake-14-april-2025/
【3】https://ahacentre.org/wp-content/uploads/2025/05/DWeek_21_19-25May2025.pdf