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モンゴル
(公開日:2026.03.30)

【モンゴル】インクルーシブな乳幼児発達支援事業 3年目が開始

 
セーブ・ザ・チルドレンでは、2024年3月から、モンゴルのウランバートル市・セレンゲ県・バヤンホンゴル県において、乳幼児の発達支援推進事業を実施しています。2026年3月24日には、在モンゴル日本国大使館で「モンゴルにおける持続可能な包括的・包摂的乳幼児の発達支援推進事業」の贈与契約署名式が行われ、事業の最終年度が正式に開始しました。

これまでの事業の様子はこちらからご覧いただけます。
【モンゴル】モンゴルで進む、すべての子どもへの支援──乳幼児発達支援プロジェクト1年目の成果
【モンゴル】インクルーシブな乳幼児発達支援事業 2年目が開始
 


事業開始の署名式の様子(右:駐モンゴル特命全権大使 井川原賢氏、
左:セーブ・ザ・チルドレン モンゴル事務所カントリーディレクター豊田光明)


セーブ・ザ・チルドレンはモンゴルで、2018年〜2024年にかけて、インクルーシブ教育の普及に取り組み、義務教育課程における基盤づくりを進めてきました。一方、就学前の乳幼児に対する発達の遅れや障害の早期発見・対応については、体制整備の必要性が明らかになりました。

この事業は、保健省・家族労働社会保障省・教育省と連携し、乳幼児期における障害の早期発見・介入が包摂的に行われる体制の構築を目指しています。3年間にわたる事業では、実践的な研修を通じた人材育成、環境整備としてのバリアフリー工事、乳幼児健診や発達支援に必要な資機材の供与などを進めています。これにより、保健・教育・社会保障の各分野が連携し、子どもたちへ適時・適切な支援を提供するモデル構築を目指しています。また、保護者や地域住民への啓発活動に加え、国家・県・地区レベルでの政策提言にも取り組んでいます。

署名式で、井川原賢大使は、これまでの取り組みを継続・発展させていくことの重要性を強調し、「このプロジェクトが今後も持続的に成長していくことを期待している」と力強いメッセージを送りました。

保健省 病院医療政策実施局のナランプレブ・メンドサイハン局長は、この事業で得られた好事例やエビデンスに基づくアプローチをさらに発展させ、一次医療のレベルで制度化し、他の家庭保健センターへも段階的に広げていくことが重要であると強調しました。

セーブ・ザ・チルドレン モンゴル事務所カントリーディレクターの豊田光明は、過去2年間の事業を通じた取り組みにより、乳幼児健診の質の向上や、保健・教育・社会保障分野の連携強化などの着実な成果が見られていることを報告しました。さらに、モンゴル政府の関係機関との協働を深め、持続可能で実効性の高い支援体制の構築に貢献していきたいと話しました。

 
事業で幼稚園に開設した子ども発達支援教室の様子(ウランバートル市内)


これまでの2年間では、家庭保健センター10ヶ所、幼稚園10園、各対象地域の支部委員会と連携して活動を進めてきました。最終年度となる今年度は、これらの施設が近隣の施設とパートナーシップを構築できるよう支援します。事業で育成した人材や整備した環境が対象施設にとどまらず地域全体に広がっていくよう、学びや好事例を共有し、事業効果のより広い波及を狙います。また、これまでの実践結果と専門家からのフィードバックを踏まえて研修教材を最終化し、保健省、家族労働社会保障省、教育省の各ウェブサイトでeラーニング形式として公開する予定です。

最終年度は、これまで積み重ねてきた成果を地域に根づく仕組みへとつなげていく重要な一年です。関係機関と協力しながら、子どもたちへの支援が持続的に広がっていくよう取り組みを進めていきます。

本事業は、外務省「日本NGO連携無償資金協力」によるご支援と、個人・法人の多くの皆さまのご寄付により実施しています。


海外事業部 モンゴル事業担当



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