アメリカ合衆国(公開日:2017.08.31)
アメリカ南部テキサス州を襲ったハリケーン「ハービー」に対する、緊急人道支援を開始
8月25日、アメリカ南部のテキサス州に上陸したハリケーン「ハービー」は、各地に壊滅的な被害をもたらし、豪雨による洪水被害などの拡大により、およそ300万人の子どもたちを含む、何百万人もの人々が危険に晒されています。
セーブ・ザ・チルドレンは、避難所などへの避難を余儀なくされている子どもたちとその家族へ、緊急人道支援を開始。被災した子どもたちが安心・安全に過ごせる空間「こどもひろば」を開設したほか、持ち運び可能なベビーベッドの付いたシェルターやベビーカー、洗面器や子ども用シャンプー・ベビーローションなどの乳幼児のための衛生用品を提供しています。
■何もかも失っても、希望は続く。命さえあれば。―ある一家のストーリー
「物はまた買い替えることができますが、命に代わりはありません。生きていることに感謝しています。命がある限り、希望を持つことができます。」
辺り一帯が壊滅的な被害に見舞われたテキサス州のロックポートから、1歳と2歳の子どもを連れて避難してきたニックさんと妻のシェルビーさん。避難指示の発令にあわせて、普段から備蓄していた非常用品と水を抱え、持っていたお金をすべて使い、避難所まで辿り着きました。幸い、家族全員の安全は確保しましたが、住んでいたトレーラーハウスの壁は壊れ、車は水没している様子を、あとから報道を通じて知りました。写真も重要な書類も、思い出の品も、家具も家電も、子どものおもちゃも…失ったものはあまりに大きく、「これで、人生が変わってしまう」と言います。
セーブ・ザ・チルドレンは、一家に囲いつきのベビーベッドとベビーカーを支援しました。妻のシェルビーさんは、これで子どもたちが簡易ベッドから落ちそうになるのを心配する必要がなくなり、幼い2人の子どもを連れてベビーカーで移動することができるようになったことで、とても楽になったと話します。しかし、今後の生活に不安は残ります。「自宅に帰れる手段を持っている人もいますが、私たちは何もかも失ってしまったので、元の生活に戻るまでに時間がかかるでしょう。」
■セーブ・ザ・チルドレンの「こどもひろば」の紹介(動画:英語・字幕)
今回のハリケーンのような災害などの発生時、子どもたちは住み慣れた家から離れ、普段とは違う環境の中で不安を抱き、最も脆弱な立場に置かれています。そのため、セーブ・ザ・チルドレンは、子どもたちが避難所などでも子どもらしく過ごすことができるよう、「こどもひろば」を設置しています。訓練を受けたスタッフのもとで、子どもたちが本を読んだり、お絵かきをしたりしながら、困難な状況に対処し、回復する力を身につけることができるようサポートしています。また、子どもたちが安心・安全な空間で遊んでいる間に、家族が再び日常生活に戻るための中長期的な課題に集中できるよう支援しています。
セーブ・ザ・チルドレンUSで今回の緊急支援活動を指揮する責任者は次のように話します。
「私たちは長年の経験から、緊急時や災害が起こったときに最も影響を受けるのは子どもたちであるにも関わらず、そのニーズへの対応が抜け落ちてしまいがちであることを知っています。『こどもひろば』は、子どもたちにとって、遊びを通して混乱や不安から身を守り、身体的・精神的に健康な状態を保つことを支える空間を提供する、非常に重要な支援活動なのです。」
セーブ・ザ・チルドレンは、子どもの保護のニーズが最優先に取り組まれるよう働きかけを続けると同時に、子どもたちの安全、健康、衛生を支えるのに必要な物資の提供と、健やかな成長(Well-being)のための支援を行います。また、今後、テキサス州のサンアントニオ地区郊外に活動範囲を広げ、ハリケーンの被害にあった家族を支えるために、子どもたちのケアや就学前教育の提供などを行っていく予定です。
セーブ・ザ・チルドレンは、避難所などへの避難を余儀なくされている子どもたちとその家族へ、緊急人道支援を開始。被災した子どもたちが安心・安全に過ごせる空間「こどもひろば」を開設したほか、持ち運び可能なベビーベッドの付いたシェルターやベビーカー、洗面器や子ども用シャンプー・ベビーローションなどの乳幼児のための衛生用品を提供しています。
■何もかも失っても、希望は続く。命さえあれば。―ある一家のストーリー
「物はまた買い替えることができますが、命に代わりはありません。生きていることに感謝しています。命がある限り、希望を持つことができます。」
辺り一帯が壊滅的な被害に見舞われたテキサス州のロックポートから、1歳と2歳の子どもを連れて避難してきたニックさんと妻のシェルビーさん。避難指示の発令にあわせて、普段から備蓄していた非常用品と水を抱え、持っていたお金をすべて使い、避難所まで辿り着きました。幸い、家族全員の安全は確保しましたが、住んでいたトレーラーハウスの壁は壊れ、車は水没している様子を、あとから報道を通じて知りました。写真も重要な書類も、思い出の品も、家具も家電も、子どものおもちゃも…失ったものはあまりに大きく、「これで、人生が変わってしまう」と言います。
セーブ・ザ・チルドレンは、一家に囲いつきのベビーベッドとベビーカーを支援しました。妻のシェルビーさんは、これで子どもたちが簡易ベッドから落ちそうになるのを心配する必要がなくなり、幼い2人の子どもを連れてベビーカーで移動することができるようになったことで、とても楽になったと話します。しかし、今後の生活に不安は残ります。「自宅に帰れる手段を持っている人もいますが、私たちは何もかも失ってしまったので、元の生活に戻るまでに時間がかかるでしょう。」
■セーブ・ザ・チルドレンの「こどもひろば」の紹介(動画:英語・字幕)
今回のハリケーンのような災害などの発生時、子どもたちは住み慣れた家から離れ、普段とは違う環境の中で不安を抱き、最も脆弱な立場に置かれています。そのため、セーブ・ザ・チルドレンは、子どもたちが避難所などでも子どもらしく過ごすことができるよう、「こどもひろば」を設置しています。訓練を受けたスタッフのもとで、子どもたちが本を読んだり、お絵かきをしたりしながら、困難な状況に対処し、回復する力を身につけることができるようサポートしています。また、子どもたちが安心・安全な空間で遊んでいる間に、家族が再び日常生活に戻るための中長期的な課題に集中できるよう支援しています。
セーブ・ザ・チルドレンUSで今回の緊急支援活動を指揮する責任者は次のように話します。
「私たちは長年の経験から、緊急時や災害が起こったときに最も影響を受けるのは子どもたちであるにも関わらず、そのニーズへの対応が抜け落ちてしまいがちであることを知っています。『こどもひろば』は、子どもたちにとって、遊びを通して混乱や不安から身を守り、身体的・精神的に健康な状態を保つことを支える空間を提供する、非常に重要な支援活動なのです。」
セーブ・ザ・チルドレンは、子どもの保護のニーズが最優先に取り組まれるよう働きかけを続けると同時に、子どもたちの安全、健康、衛生を支えるのに必要な物資の提供と、健やかな成長(Well-being)のための支援を行います。また、今後、テキサス州のサンアントニオ地区郊外に活動範囲を広げ、ハリケーンの被害にあった家族を支えるために、子どもたちのケアや就学前教育の提供などを行っていく予定です。
セーブ・ザ・チルドレンの緊急支援活動には、こちらから協力いただけます。
<ご寄付の受付先>
口座名:いのち・みらい貯金箱
口座番号:00190-8-791030
※ 振込手数料はご負担をお願いしております。
※ 領収証ご希望の方は、振込用紙通信欄にその旨ご記入ください
クレジットカードによるご寄付はホームページから
http://www.savechildren.or.jp/lp/childemergencyfund/
*「いのち・みらい貯金箱」への寄付は、世界各地の自然災害や人道危機発生時に、セーブ・ザ・チルドレンが迅速に子ども支援活動を実施するために活用されます。
<ご寄付の受付先>
口座名:いのち・みらい貯金箱
口座番号:00190-8-791030
※ 振込手数料はご負担をお願いしております。
※ 領収証ご希望の方は、振込用紙通信欄にその旨ご記入ください
クレジットカードによるご寄付はホームページから
http://www.savechildren.or.jp/lp/childemergencyfund/
*「いのち・みらい貯金箱」への寄付は、世界各地の自然災害や人道危機発生時に、セーブ・ザ・チルドレンが迅速に子ども支援活動を実施するために活用されます。