いのち・みらい貯金箱(公開日:2017.04.30)
「いのち・みらい貯金箱」2017年1月〜3月までの活動報告
セーブ・ザ・チルドレンは、緊急人道支援の最前線で、医療・保健サービス、食料や援助物資、安全な水や衛生環境、仮設住居、教育の機会、心のケアなどを提供し、多くの子どもたちやその家族の「いのち(命)」と「みらい(未来)」を守るために活動しています。
イラクの都市モスルにおける凄惨な戦闘により、子どもたちは砲撃や射撃、飢えの危険に晒されていました。セーブ・ザ・チルドレンは1991年にイラク事務所を開設して以来、イラクの子どもたちやその家族に対して、寝具や調理器具、衛生用品などの緊急支援物資の配布や、食料・生計、水・衛生、子どもの保護、教育支援を行っています。
紛争地域から逃れた国内避難民や、国境を越えてシリアに逃れたイラク難民に対しては、緊急支援物資の提供や、「こどもひろば」の開設を通した緊急下の子ども保護を実施しています。
「こどもひろば」は、子どもたちが被災前の日常生活で行っていた遊びなどを通して、子どもらしく過ごせる時間を取り戻し、被災による影響からの立ち直りをサポートします。セーブ・ザ・チルドレンは、この「こどもひろば」を世界中の紛争や災害などの緊急支援現場で実施しています。
2017年1月〜3月の期間中、「いのち・みらい貯金箱」へのご支援をもとに対応した世界各地の自然災害や人道危機を以下の通りご報告します。
(いのち・みらい貯金箱の詳細はこちら)
[アフリカ]
ケニア:干ばつ被災者支援
南スーダン:食料危機支援、紛争による国内避難民支援
スーダン:南スーダンの一部で発生した飢饉による難民支援
ジンバブエ:熱帯性サイクロンの被害を受けた学校の復旧作業
など
[アジア]
インドネシア:洪水および地すべり被災者緊急支援
バングラデシュ:ミャンマーから避難してきたロヒンギャの人々への人道支援
スリランカ:干ばつ被災者支援
など
[カリブ・ラテンアメリカ]
グアテマラ:41人の子どもが犠牲になった児童保護施設火災による被災者への心理社会的支援
など
[中東・ユーラシア]
イラク:モスルでの紛争における人道支援
ウクライナ:戦闘の影響による複合的人道危機に対する支援
など
皆様からのたくさんのご支援、ありがとうございました。
いつ、どこで、どのくらいの規模で起こるか分からない緊急事態への対応は、時間との闘いです。自然災害や人道危機の緊急事態に備えるため、今後も引き続きご支援をよろしくお願いいたします。
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