グローバルキャンペーン(公開日:2016.06.21)
難民の子ども写真プロジェクト「児童労働(Child Labour)」
難民の子どもたちが置かれた状況を広く伝えるため、セーブ・ザ・チルドレンは写真家パトリック・ウィロク氏を起用したプロジェクトを実施しました。ウィロク氏は数か月にわたり難民の人々と生活を共にし、8枚の絵画的な作品を撮り下ろしました。各作品とその背景をご紹介します。写真プロジェクトの詳細はこちらをご覧ください。(別ウィンドウで開く)
作品名「児童労働(Child Labour)」(撮影地・レバノン、ベカー渓谷)
まるで絵のような写真の中に溶け込む4人の子どもたち、左からバッサムさん(12歳)、タミールさん(11歳)、リュブナさん(16歳)、ファラーさん(11歳)。レバノンのベカー渓谷で難民としての生活を余儀なくされているシリア人の子どもたちは、家計を支えるために働いています。
バッサムさんとタミールさんは、砲撃による負傷で働けなくなった父親に代わり、ティッシュを売っています。1日12時間働いても、3ドルにしかなりません。
ファラーさんは、10人家族のために畑に出て雑草を引き、開墾を手伝っています。「とても疲れるのは、かがんだ姿勢でいなければならないこと。立ち上がろうとすると、かがむように言われます。一日中こんな格好で過ごすのです。もらうお金も十分ではありません。」
少女たちの多くは工場で、果物の缶詰をつくるために1日8ドルでオレンジをむく作業をしています。教育の機会もありません。「教育はとても大切。女の子にとっては、特に大切だと思います。働くのではなく、学ぶべきです」とリュブナさんは話しています。
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作品名「児童労働(Child Labour)」(撮影地・レバノン、ベカー渓谷)
まるで絵のような写真の中に溶け込む4人の子どもたち、左からバッサムさん(12歳)、タミールさん(11歳)、リュブナさん(16歳)、ファラーさん(11歳)。レバノンのベカー渓谷で難民としての生活を余儀なくされているシリア人の子どもたちは、家計を支えるために働いています。
バッサムさんとタミールさんは、砲撃による負傷で働けなくなった父親に代わり、ティッシュを売っています。1日12時間働いても、3ドルにしかなりません。
ファラーさんは、10人家族のために畑に出て雑草を引き、開墾を手伝っています。「とても疲れるのは、かがんだ姿勢でいなければならないこと。立ち上がろうとすると、かがむように言われます。一日中こんな格好で過ごすのです。もらうお金も十分ではありません。」
少女たちの多くは工場で、果物の缶詰をつくるために1日8ドルでオレンジをむく作業をしています。教育の機会もありません。「教育はとても大切。女の子にとっては、特に大切だと思います。働くのではなく、学ぶべきです」とリュブナさんは話しています。
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