グローバルキャンペーン(公開日:2016.06.25)
難民の子ども写真プロジェクト「教育(Education)」
難民の子どもたちが置かれた状況を広く伝えるため、セーブ・ザ・チルドレンは写真家パトリック・ウィロク氏を起用したプロジェクトを実施しました。ウィロク氏は数か月にわたり難民の人々と生活を共にし、8枚の絵画的な作品を撮り下ろしました。各作品とその背景をご紹介します。写真プロジェクトの詳細はこちらをご覧ください。(別ウィンドウで開く)
作品名:「教育(Education)」(撮影地・レバノン、ベカー渓谷)
シリア難民のハテムさん(15歳)がレバノンで暮らし始めてから、4年が経過しました。最初の2年は学校に通っていました。学校が大好きで、得意科目は算数、英語とアラビア語。しかし、その後授業料が払えなくなり、辞めることに。
大学に進学し、学校の先生になるという夢は消えてなくなってしまいました。
「悲しいし、とても不安です」と話す、ハテムさん。「シリアでは、通っていた学校が空爆されてしまいました。自分の家もいつ標的になるかと思うと怖かったです。」
「紛争を逃れて、レバノンに来ました。ここには学校はありますが、家族には、僕の授業料を払えるお金がありません。もし、教育を続けられていれば、学校の先生にだってなれたかもしれない。でも、もう数年も学校に通っていないので、この期間をどうやって取り返せばいいのかも分かりません。教育は大切なのに…。」
ハテムさんは現在、家計を助けるために市場で衣服を売っています。
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作品名:「教育(Education)」(撮影地・レバノン、ベカー渓谷)
シリア難民のハテムさん(15歳)がレバノンで暮らし始めてから、4年が経過しました。最初の2年は学校に通っていました。学校が大好きで、得意科目は算数、英語とアラビア語。しかし、その後授業料が払えなくなり、辞めることに。
大学に進学し、学校の先生になるという夢は消えてなくなってしまいました。
「悲しいし、とても不安です」と話す、ハテムさん。「シリアでは、通っていた学校が空爆されてしまいました。自分の家もいつ標的になるかと思うと怖かったです。」
「紛争を逃れて、レバノンに来ました。ここには学校はありますが、家族には、僕の授業料を払えるお金がありません。もし、教育を続けられていれば、学校の先生にだってなれたかもしれない。でも、もう数年も学校に通っていないので、この期間をどうやって取り返せばいいのかも分かりません。教育は大切なのに…。」
ハテムさんは現在、家計を助けるために市場で衣服を売っています。
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