緊急支援(公開日:2026.06.16)
サッカーが子どもたちの人生を変える:ワールドカップから世界の危機へ
サッカーワールドカップ2026に世界の注目が集まる一方で、難民キャンプや紛争地域にも、仮設のグラウンドでサッカーに夢中になる子どもたちがいます。サッカーは、子どもたちの安全を守り、こころの回復を支えているのです。
度重なる危機が世界各地で発生し、5人に1人の子どもたちが紛争下で日常的に暮らす中、セーブ・ザ・チルドレンはサッカーを活用したプログラムを実施し、子どもたちの成長を支えています。この活動が子どもたちを守り、こころの回復を支える場を作り出しています。
度重なる危機が世界各地で発生し、5人に1人の子どもたちが紛争下で日常的に暮らす中、セーブ・ザ・チルドレンはサッカーを活用したプログラムを実施し、子どもたちの成長を支えています。この活動が子どもたちを守り、こころの回復を支える場を作り出しています。
「コーチング・フォー・ライフ」に参加するヨルダンの難民キャンプの子どもたち
スーダンやウクライナ、レバノンなどの厳しい環境下では、サッカーは単なる娯楽を超え、子どもたちが安全に過ごし、こころの回復、子どもらしさを取り戻していくことを後押ししています。
2018年にヨルダンのザータリ難民キャンプで始まった「コーチング・フォー・ライフ」は、サッカーを通じて居場所をつくり、子どもたちの心身の健やかな成長を支えています。これまでに10歳から18歳まで6,800人以上の子どもがプログラムを修了しています。ミニリーグや地域主体の活動を通じて、安心して過ごせる居場所が広がっています。
イムランさん(14歳)*は次のように話します。
「ピッチで友だちに会うと、とてもうれしくて、きょうだいと一緒に家にいるような気持ちになります。」
タラさん(13歳)*は次のように話します。
「ピッチに立つと、自由な気持ちになります。」
レバノンで避難民や地域住民のための避難所として使われている学校で、ワエルさん(11歳)*は、子ども向けのさまざまな活動に参加し、気持ちが落ち着く時間を見つけていました。
レバノンで今年初めに情勢が悪化したことを受けて自宅を離れざるを得なかったワエルさんは、次のように話します。
「サッカーやバスケットボール、ぬり絵など、いろいろな活動に参加しました。」
2018年にヨルダンのザータリ難民キャンプで始まった「コーチング・フォー・ライフ」は、サッカーを通じて居場所をつくり、子どもたちの心身の健やかな成長を支えています。これまでに10歳から18歳まで6,800人以上の子どもがプログラムを修了しています。ミニリーグや地域主体の活動を通じて、安心して過ごせる居場所が広がっています。
イムランさん(14歳)*は次のように話します。
「ピッチで友だちに会うと、とてもうれしくて、きょうだいと一緒に家にいるような気持ちになります。」
タラさん(13歳)*は次のように話します。
「ピッチに立つと、自由な気持ちになります。」
レバノンで避難民や地域住民のための避難所として使われている学校で、ワエルさん(11歳)*は、子ども向けのさまざまな活動に参加し、気持ちが落ち着く時間を見つけていました。
レバノンで今年初めに情勢が悪化したことを受けて自宅を離れざるを得なかったワエルさんは、次のように話します。
「サッカーやバスケットボール、ぬり絵など、いろいろな活動に参加しました。」
ガザ地区の自宅が爆撃され、両親ときょうだい2人を失ったアフマドさん
セーブ・ザ・チルドレンがエジプトで実施するこどもひろばでは、サッカーが子どもたちの活動の一つとして提供されています。2023年のイスラエル軍の空爆でガザの自宅が爆撃され、両親ときょうだい2人を失ったアフマドさん(11歳)*も参加しています。
アフマドさんは頭部と背中に破片があたり、顔や体に後遺症が残るほどのけがをしました。こうしたつらい体験は、今もこころと体に深い傷を残しています。
この攻撃の後、アフマドさんは祖母や叔父の家族、きょうだいとともにガザ地区を離れ、エジプトへ避難しました。
こどもひろばでは、アフマドさんのような子どもたちが精神保健・心理社会的支援を受けるとともに、サッカーを含むスポーツ活動に参加しています。
この攻撃の後、アフマドさんは祖母や叔父の家族、きょうだいとともにガザ地区を離れ、エジプトへ避難しました。
こどもひろばでは、アフマドさんのような子どもたちが精神保健・心理社会的支援を受けるとともに、サッカーを含むスポーツ活動に参加しています。
しかし、セーブ・ザ・チルドレンのサッカープログラムは、紛争や人道危機の現場に限られたものではありません。
香港では、遊びやスポーツを通じて子どもの成長を促すプログラム「Play to Thrive」を2023年に開始しました。この活動ではサッカーを活用し、6歳から12歳の子どもたちのウェルビーイング(精神的・心理的な健康)の向上に取り組み、香港の30以上の小学校と提携しています。
このプログラムには、保護者と子どもがともに参加する研修も含まれており、前向きな子育てスキルの向上や、子どもたちの感情のコントロールを支えています。居住スペースが限られ、学業面でのプレッシャーが高い香港では、子どもや若者のおよそ4人に1人がメンタルヘルスの課題を抱えているとされています。
このプログラムに参加するカイ・ロンさん(8歳)は次のように話します。
「以前は、ボールをパスしてくれないとチームメイトのせいにしていましたが、今はそうしないようになりました。『大丈夫、次はパスしてね。一緒にボールを取り返そう』と声をかけています。」
また、サッカーは、セーブ・ザ・チルドレンが支援した、特に印象的な家族再会のストーリーにも深く関係しています。
2005年、インドネシア・アチェの海岸で、マルトゥニス・サルビニさん(当時7歳)が、ポルトガル代表のユニフォーム姿で逃れているところを発見されました。彼は、2004年のスマトラ沖大地震による大津波を、その姿で生き延びていました。
現在29歳となったマルトゥニスさんは、当時セーブ・ザ・チルドレンに保護され、父親と祖母と再会を果たしました。回復した後はサッカーアカデミーのポルトガルのスポルティング・リスボンに所属し、のちにインドネシアへ戻りました。
セーブ・ザ・チルドレンのシニア教育アドバイザーであるアルロ・キッチングマンは、次のように話します。
「サッカーは楽しいものですが、危機的状況や緊急下で暮らす子どもたちにとっては、それ以上の意味を持ちます。日々の厳しい現実から気持ちを切り替える時間となり、仲間と再びつながる場であり、自分で選び行動する感覚を取り戻すきっかけにもなります。そうした経験は、子どもたちが自らの体験と向き合い、コミュニティを再び築いていくことを支え、より良い未来への希望を見いだすうえで欠かせないものです。」
======
人道危機や災害の影響を受け、深刻な状況に置かれている子どもたちを支援する「海外の子どもの今を支える緊急募金」に、ご寄付をお願いします。
https://x.gd/issyb
【脚注など】
*プライバシー保護のため名前は変更されています。
香港では、遊びやスポーツを通じて子どもの成長を促すプログラム「Play to Thrive」を2023年に開始しました。この活動ではサッカーを活用し、6歳から12歳の子どもたちのウェルビーイング(精神的・心理的な健康)の向上に取り組み、香港の30以上の小学校と提携しています。
このプログラムには、保護者と子どもがともに参加する研修も含まれており、前向きな子育てスキルの向上や、子どもたちの感情のコントロールを支えています。居住スペースが限られ、学業面でのプレッシャーが高い香港では、子どもや若者のおよそ4人に1人がメンタルヘルスの課題を抱えているとされています。
「Play to Thrive」に参加するカイ・ロンさん
このプログラムに参加するカイ・ロンさん(8歳)は次のように話します。
「以前は、ボールをパスしてくれないとチームメイトのせいにしていましたが、今はそうしないようになりました。『大丈夫、次はパスしてね。一緒にボールを取り返そう』と声をかけています。」
また、サッカーは、セーブ・ザ・チルドレンが支援した、特に印象的な家族再会のストーリーにも深く関係しています。
2005年、インドネシア・アチェの海岸で、マルトゥニス・サルビニさん(当時7歳)が、ポルトガル代表のユニフォーム姿で逃れているところを発見されました。彼は、2004年のスマトラ沖大地震による大津波を、その姿で生き延びていました。
現在29歳となったマルトゥニスさんは、当時セーブ・ザ・チルドレンに保護され、父親と祖母と再会を果たしました。回復した後はサッカーアカデミーのポルトガルのスポルティング・リスボンに所属し、のちにインドネシアへ戻りました。
セーブ・ザ・チルドレンのシニア教育アドバイザーであるアルロ・キッチングマンは、次のように話します。
「サッカーは楽しいものですが、危機的状況や緊急下で暮らす子どもたちにとっては、それ以上の意味を持ちます。日々の厳しい現実から気持ちを切り替える時間となり、仲間と再びつながる場であり、自分で選び行動する感覚を取り戻すきっかけにもなります。そうした経験は、子どもたちが自らの体験と向き合い、コミュニティを再び築いていくことを支え、より良い未来への希望を見いだすうえで欠かせないものです。」
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人道危機や災害の影響を受け、深刻な状況に置かれている子どもたちを支援する「海外の子どもの今を支える緊急募金」に、ご寄付をお願いします。
https://x.gd/issyb
【脚注など】
*プライバシー保護のため名前は変更されています。




