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南スーダン
(公開日:2021.06.25)

【南スーダン】セーブ・ザ・チルドレンが支援する学校で襲撃により警備員が犠牲に

 
南スーダン・東エクアトリア州で、現地時間2021年6月20日夕方にセーブ・ザ・チルドレンと契約する学校警備員が襲撃に遭い犠牲になりました。私たちは、この事件の知らせを受け強い衝撃と悲しみを覚えています。また、同国では、今年初めに、セーブ・ザ・チルドレンのスタッフ2人も犠牲になっています。

今回犠牲になった警備員は、夕方、学校敷地内を警備中に、武装集団からの銃撃を受けました。その後、この武装集団は、学習キットを含む学校の備品を持ち出しました。この事件は夕方に発生したため子どもたちは学校にいませんでした。

セーブ・ザ・チルドレンとパートナー団体は、南スーダン全土で、382の学校と学習支援センターを支援し、9万5,000人の子どもたちに教育の機会を提供しています。

南スーダン事務所代表のラマ・ハンスラジは次のように訴えます。
「私たちは、職務遂行中に亡くなった同僚の死を悼み、またこの無差別な暴力行為を強く非難します。ご遺族やご友人の皆さまに対し、深くお悔やみ申し上げます。

今回の事件に限らず、南スーダン国内で人道支援に従事するスタッフは、子どもたちやその家族を守るために命がけで職務にあたっています。こうした支援活動に従事するスタッフへの攻撃を強く非難するとともに、加害者は法によって裁かれるべきです。

また、私たちは、今回の事件が学校で起きたことに衝撃を受けています。すべての子どもたちは安心・安全な環境のなかで教育を受ける権利があり、学校や通学途中で精神的・身体的な危険を感じることなく安全に過ごすことが保障されるべきです。

セーブ・ザ・チルドレンは、南スーダン政府に対し、人道支援に従事するスタッフを守り、学校の安全を担保するためにあらゆる措置を講じるよう求めます。子どもを含む一般市民への攻撃を継続する者たちに対しては、その行為を抑止するためにも、国内法や地域条約、国際法のもとで責任を問われるべきです。」

国連人道問題調整事務所(OCHA)によると、2013年に南スーダンで紛争が発生して以来、業務にあたっている際に犠牲となった人道支援に従事するスタッフは128人にのぼります。

 

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