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フィリピン
(公開日:2020.11.02)

今年最強の台風19号 フィリピンに上陸―避難先での新型コロナウイルス感染拡大の不安

 
今年最強勢力に発達した台風19号(コーニー/Goni)は、現地時間11月1日にフィリピンの首都マニラが位置するルソン島に上陸しました。現時点では沿岸部の被災規模は明らかになっていませんが、深刻な人的被害をおよぼしている恐れがあります。

カテゴリー5に分類される台風コーニーは、2013年にフィリピンで6,300人が犠牲となった台風ハイエン以来、最強の勢力に発達した台風です。セーブ・ザ・チルドレンは、多くの子どもたちが避難所に避難していることから、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を懸念しています。

セーブ・ザ・チルドレン・フィリピン事務所代表アルバート・ムヨットは次のように話します。
「私たちは、地方自治体に対して、新型コロナウイルス感染症を含む命を脅かす病気から避難所に避難する人たちを守るために、直ちに健康に関する適切な安全基準を設けることを要求します。また、地方自治体は、避難所で生活する子どもたちやその家族に、衛生用品や栄養価の高い食事、安全な水を提供する必要があります。マニラに住むもっとも脆弱な状態に置かれた人たちへの影響は、想像を絶するものになるかもしれません。特に、列車の沿線やごみ捨て場、河岸など、危険な地域に住むことを余儀なくされている150万世帯のことが心配です。」

安全が確保され次第、セーブ・ザ・チルドレンは、ルソン島で最も深刻な被害を受けた地域にスタッフを派遣し、衛生用品キットの配布などの緊急支援を計画しています。

 

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