トップページ > スタッフブログ > フィリピン > フィリピン台風30号緊急支援【第2報】50万人への支援を実施(2013.11.14)

フィリピン
(公開日:2013.11.14)

フィリピン台風30号緊急支援【第2報】50万人への支援を実施(2013.11.14)

 

3,000万米ドルの資金援助を国際社会に要請し、被災者50万人に支援を届けます。


セーブ・ザ・チルドレンは、フィリピン台風30号の被災者50万人を対象に支援を届けるために、国際社会に3,000万米ドル(約29億8,800万円)の資金援助を要請します。

現在、100名以上のセーブ・ザ・チルドレンのスタッフが、被害の大きい地域で支援活動にあたっており、13日にタクロバン入りしたスタッフから現地の状況報告が届きました。


©Save the Children


「フィリピンの被害状況は、想像を絶するものです。町を歩いていると、道に遺体が残されていて、中にはとても小さな子どもの遺体もあります。誰もが何かを失いました。多くの人が家を失い、家族や友人を亡くしました。食べ物が不足していて、水もなく、医者が使える薬がありません。この町の人たちにはあらゆる支援が必要とされています」

Cat Carter セーブ・ザ・チルドレン 人道支援担当オフィサー


また、セーブ・ザ・チルドレンのスタッフは、避難所の子どもたちに、被災当時の聞き取り調査も実施しています。


ラファエルさん(10歳)の場合
お母さんと7人の兄弟姉妹たちを避難所に逃がし、ラファエルさんはお父さんと家を守っていました―「家の外に出た時、倒れてきた壁がお父さんを直撃したんです。そこら中が血だらけになりました。僕はお父さんを起こそうとしたけど、お父さんはもう動かなくなってました。僕はお父さんを運ぼうとしたけど、水がどんどん高くなってきて、このままだと二人とも死んじゃうと思いました。僕は怖くて泣いてしまいました」


©Save the Children


ジェーンさん(12歳)の場合
台風が襲ってきたとき、ジェーンさんと家族は近隣の村に住む従兄の家に避難していました―「従兄の家にマンゴの木が倒れてきて、すごく怖かった。家の中まで水が入ってきたので、2階へ逃げました。2階へ行くと、強い風のせいで床も窓も揺れていました。お父さんはわたしたちをテーブルの上に乗せてくれました。そのうちに、屋根が吹き飛ばされてしまいました」


©Save the Children


11月13日(水)、セーブ・ザ・チルドレンは、被災した子どもたちとその家族に支援を届けるために、アジア・アフリカ・ヨーロッパ各地で保管していた物資の輸送を開始しました。支援物資を乗せた飛行機は、14日にセブに到着する予定です。


©Save the Children


【支援物資の内容】
・防水シート2,000枚とビニールシート7,380枚
・毛布12,000枚
・医療設備を備えた移動診療車4台
・ジェリカン(灯油缶に似た燃料や飲料を保存する容器)13,600個
・キッチンセット(鍋や食器など)2,500個
・新生児キット(おむつやガーゼ、ベビーローションなど)500個
・冬用テント100個
・バケツ5,000個

など


セーブ・ザ・チルドレンは、緊急支援寄付の受け付けを行っております。
子どもたちとその家族に皆様のあたたかいご支援をどうぞ宜しくお願いします。





フィリピン台風緊急支援へのご寄付受付は終了しました。

皆様からのご支援ありがとうございました。

引き続きフィリピンを含めた世界の子どもたちへの

あたたかいご支援をよろしくお願いいたします。



【クレジットカードでのご支援】

寄付申込ページへ






 

あなたのご支援が子どもたちの未来を支えます

もっと見る

月々1500円から、自分に合った金額で子どもの支援ができます。
定期的に年次報告書や会報誌をお送りしています。

1回から無理なくご支援いただけます。

PAGE TOP