東欧(公開日:2022.03.04)
【ウクライナ危機】子どもたちが爆風で負傷する重大な危険に−軍事行動拡大
セーブ・ザ・チルドレンは、ロシアの軍事行動が主要都市で拡大されるなかウクライナでの戦闘や暴力の即時停止を求めます。
国連によると、少なくとも14人の子どもたちが死亡しており、衛星画像から全長約40マイル(約64キロ)にわたるロシア軍の車列が首都のキエフに迫っていることが明らかになっています。そのためさらに多くの命が危険に晒されることが懸念されています。
子どもたちは、特に爆発性兵器の脅威による甚大なリスクに直面しています。子どもは成人と比較して首や胴体部分が弱く、特に負傷した幼い子どもは、大人よりも死亡するリスクが高く、また必要な治療も異なります。紛争地では、幼児の頭部外傷が多く、7歳未満と7歳以上の子どもを比較した場合、7歳未満の子どもの頭部外傷は2倍にのぼります。
キエフ全土で、戦闘が激しさを増しているために、300万人の市民は地下室や地下鉄の駅、防空壕に避難し、自宅から出られずにいる人もいます。産科病棟や小児病院に入院する人たちも、命を守るために、光がほとんどなく薬や安全な水、食料品が限られた地下に避難しています。
ハリコフ市長によると、2月28日に起こった激しい砲撃により3人の子どもたちが犠牲になりました。また、2月27日の港湾都市マリウポリへの攻撃では、懸命な治療が行われましたが6歳の少女が死亡しました。
紛争地では、外科医や看護師などの医療スタッフであっても、子どもの治療に必要な救急医療の研修や専門知識が十分にない場合もあります。そして、紛争下で活動する医療チームや、医療施設では、医薬品や医療器具など必要なものが不足していることが頻繁にあります。
私たちは、インペリアル・カレッジ・ロンドンや医療専門家と共同で、紛争で負傷した子どもたちを支援するための包括的なマニュアルをつくりました。これは、専門的な研修や物資などのリソースが限られているなかで手術や治療をしなければならないことが多い紛争下において医療チームを支援するものです。
セーブ・ザ・チルドレンUKの紛争・人道支援統括ジェームズ・デンスロフは、子どもたちが本来経験すべきでないことを経験しその命が危険に晒され、さらに戦闘が激しくなれば今後数日、数時間のうちに犠牲となる子どもたちが増えることに懸念を示しています。また軍事行動の即時停止も訴えます。
セーブ・ザ・チルドレンは、2014年からウクライナで活動を行い、子どもたちやその家族に不可欠な人道支援として、教育や、精神保健・心理社会的支援(こころのケア)、越冬支援の実施や衛生用品キットの提供をしてきました。また、食料、家賃、薬の購入といった生活に最低限必要な支出をサポートし、新しい収入源を得られるように、現金の支援も行ってきました。
国連によると、少なくとも14人の子どもたちが死亡しており、衛星画像から全長約40マイル(約64キロ)にわたるロシア軍の車列が首都のキエフに迫っていることが明らかになっています。そのためさらに多くの命が危険に晒されることが懸念されています。
子どもたちは、特に爆発性兵器の脅威による甚大なリスクに直面しています。子どもは成人と比較して首や胴体部分が弱く、特に負傷した幼い子どもは、大人よりも死亡するリスクが高く、また必要な治療も異なります。紛争地では、幼児の頭部外傷が多く、7歳未満と7歳以上の子どもを比較した場合、7歳未満の子どもの頭部外傷は2倍にのぼります。
キエフ全土で、戦闘が激しさを増しているために、300万人の市民は地下室や地下鉄の駅、防空壕に避難し、自宅から出られずにいる人もいます。産科病棟や小児病院に入院する人たちも、命を守るために、光がほとんどなく薬や安全な水、食料品が限られた地下に避難しています。
ハリコフ市長によると、2月28日に起こった激しい砲撃により3人の子どもたちが犠牲になりました。また、2月27日の港湾都市マリウポリへの攻撃では、懸命な治療が行われましたが6歳の少女が死亡しました。
紛争地では、外科医や看護師などの医療スタッフであっても、子どもの治療に必要な救急医療の研修や専門知識が十分にない場合もあります。そして、紛争下で活動する医療チームや、医療施設では、医薬品や医療器具など必要なものが不足していることが頻繁にあります。
私たちは、インペリアル・カレッジ・ロンドンや医療専門家と共同で、紛争で負傷した子どもたちを支援するための包括的なマニュアルをつくりました。これは、専門的な研修や物資などのリソースが限られているなかで手術や治療をしなければならないことが多い紛争下において医療チームを支援するものです。
セーブ・ザ・チルドレンUKの紛争・人道支援統括ジェームズ・デンスロフは、子どもたちが本来経験すべきでないことを経験しその命が危険に晒され、さらに戦闘が激しくなれば今後数日、数時間のうちに犠牲となる子どもたちが増えることに懸念を示しています。また軍事行動の即時停止も訴えます。
セーブ・ザ・チルドレンは、2014年からウクライナで活動を行い、子どもたちやその家族に不可欠な人道支援として、教育や、精神保健・心理社会的支援(こころのケア)、越冬支援の実施や衛生用品キットの提供をしてきました。また、食料、家賃、薬の購入といった生活に最低限必要な支出をサポートし、新しい収入源を得られるように、現金の支援も行ってきました。