東欧(公開日:2022.02.28)
【ウクライナ危機】少なくとも3人の子どもが犠牲に
2022年2月25日、ウクライナでの紛争により3人の子どもたちが犠牲になったという報道がありました。子どもたちの犠牲は、「いかなる戦争も子どもに対する戦争」であることを示しており、戦闘が即時停止されなければ、さらに多くの罪のない子どもたちが犠牲になる恐れがあります。
ウクライナのキエフから出発するバスを待つ人たち(2022年2月25日撮影)
ロシアの軍事行動が激しさを増し、主要都市での爆発が報道されるなか、東部ゴルロフカの学校にミサイルが着弾し、教師2人が死亡したという報道もあります。
また、ケルソン州南部にある村への攻撃で17歳の少年が死亡したほか、ウクライナ東部のハリコフ州とドネツク州で起こった攻撃により2人の子どもが犠牲になりました。
また、ケルソン州南部にある村への攻撃で17歳の少年が死亡したほか、ウクライナ東部のハリコフ州とドネツク州で起こった攻撃により2人の子どもが犠牲になりました。
激化する戦闘により少なくとも120人が死亡したと報道されていますが、国連は、(2月25日までの)24時間に少なくとも25人の市民が死亡し、100人以上が負傷したと報告しています。特に人口密度の高い地域で戦闘が続けば、子どもの死傷や学校や病院といった生活に必要不可欠な施設への被害が深刻化する可能性が高い状況です。
セーブ・ザ・チルドレンの東欧地域ディレクター イリナ・サゴヤンは次の通り訴えます。
「状況が急速に悪化しているなか、ウクライナに暮らすすべての子どもたちのことが心配です。この危機の矢面に立たされているのは、この状況を生み出した子どもたちではありません。しかし、この紛争の代償を命がけで払わされているのは子どもたちです。
ウクライナに安全な場所はなく、状況は刻一刻と変化しています。ウクライナにいる750万人の子どもたち全員が、身体的被害や深刻な精神的苦痛、故郷からの避難を余儀なくされるという危険に晒されています。
子どもたちはすでに8年間の紛争を経験し、暴力や砲撃に耐え、家を追われながら生きてきました。こうした現実はもう十分です。あらゆる戦争は、子どもたちに対する戦争です。早急に外交的解決策を模索し、子どもたちを被害から守るためにあらゆる策を講じなければなりません。」
セーブ・ザ・チルドレンは、暴力やその他の権利侵害から子どもたちを守る唯一の方法として、戦闘の即時停止を呼びかけます。
戦闘が続いている間は、国際人道法で保護されている市民や学校、病院を含む民間施設を守るために、細心の注意を払う必要があります。人口密集地での爆発性兵器の使用は、市民、特に子どもたちに甚大な被害をもたらす危険があり絶対に避けなければなりません。
セーブ・ザ・チルドレンは、2014年からウクライナで活動を行い、子どもたちやその家族への緊急支援として教育や精神保健・心理社会的支援(こころのケア)、越冬支援の実施、衛生用品キットの提供をしてきました。また、食料や家賃、薬の購入といった生活に最低限必要な支出をサポートし、新しい収入源を得られるように、現金の支援も行ってきました。
セーブ・ザ・チルドレンの東欧地域ディレクター イリナ・サゴヤンは次の通り訴えます。
「状況が急速に悪化しているなか、ウクライナに暮らすすべての子どもたちのことが心配です。この危機の矢面に立たされているのは、この状況を生み出した子どもたちではありません。しかし、この紛争の代償を命がけで払わされているのは子どもたちです。
ウクライナに安全な場所はなく、状況は刻一刻と変化しています。ウクライナにいる750万人の子どもたち全員が、身体的被害や深刻な精神的苦痛、故郷からの避難を余儀なくされるという危険に晒されています。
子どもたちはすでに8年間の紛争を経験し、暴力や砲撃に耐え、家を追われながら生きてきました。こうした現実はもう十分です。あらゆる戦争は、子どもたちに対する戦争です。早急に外交的解決策を模索し、子どもたちを被害から守るためにあらゆる策を講じなければなりません。」
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現在、「いのち・みらい貯金箱」へのご寄付はウクライナならびに周辺国における「ウクライナ危機 緊急子ども支援」に活用させていただきます。
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