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(公開日:2025.01.06)
専務理事・事務局長より年頭のごあいさつ

日頃よりセーブ・ザ・チルドレンの活動をご支援いただき、誠にありがとうございます。昨年も皆さまからあたたかいご支援をいただき、日本をはじめ世界約120ヶ国で子どもたちのために活動をすることができました。

2024年も、国内外で、子どもたちは大きな困難に直面しました。
国内での私たちの活動は、能登半島地震の初動対応からスタートしました。「緊急子ども用キット」などの配布、「こどもひろば」の実施をはじめとする緊急支援活動、子どもアンケートを通じた子どもの声の発信、現在被災地の子どもたちの学びを支える「能登子どもサポート給付金」を支援の切れ目なく、現地の子どもと関係者の声を聴き、実施してきました。

また、国内では米の価格の高騰をはじめとする物価高騰状況の中、子どもたちを取り巻く環境は依然として厳しさを増しています。2024年も長期休暇中の子どもたちの食の状況の改善を目的として、経済的に困難な状況にある世帯に「子どもの食 応援ボックス」や給付金を提供。全国約3万人規模の「子どもの貧困と子どもの権利意識」調査を行うなど、社会から取り残されがちな子どもたちの声を聴き、活動してまいりました。

世界各地では、紛争が拡大・長期化するとともに、大規模な自然災害が幾度も発生し、未曾有の危機が子どもたちの命や暮らしを脅かしています。
パレスチナ・ガザ地区での人道危機は混迷を深め、ウクライナや、シリア、イエメンでも、終わりの見えない紛争が続いています。
私たちは、危機の中で生きる子どもたちに、緊急・人道支援をはじめ、教育や保健・栄養、子どもの保護、防災などの分野で子どもの権利を守る支援活動を継続します。

皆さまのご協力やご賛同があったからこそ、このような活動を進めることができました。重ねて、御礼申し上げます。

2025年も私たちは、子どもたちの声を聴き、子どもの権利を保障するため国や自治体への働きかけや、子どもたちとともに、広く子どもの権利を伝える活動もさらに進めていきます。

私たちの活動には終わりがありません。
すべての子どもの、生きる・育つ・守られる・参加する「子どもの権利」が実現された世界を、子どもたちや地域社会とともにつくっていけるよう活動を続けてまいります。今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、深くお願い申し上げます。


2025年1月吉日
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
専務理事・事務局長 高井 明子


地震の被災地トルコを訪問。セーブ・ザ・チルドレン トルコ事務所(ガジアンテップ県地方事務所)のスタッフに復興の状況について話を聞く高井(左)




*2024年能登半島地震・豪雨 子どもたちへの緊急・復興支援 震災から1年の活動報告はこちらをご覧ください。





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