(公開日:2015.02.13)大阪府立今宮高校2年生が大阪事務所を訪問 (2015.2.13)
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン大阪事務所では、学生の皆さんに「子ども支援」について深く知ってもらうため、スタッフが学校に出張して授業を行ったり、学生の訪問を受け事務所で授業を行ったりしています。
2014年11月27日には、大阪府立今宮高校2年生16名の訪問を受けました。これは、同校の総合的な学習の時間の取り組みの一環で、生徒たちはセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの概要、子どもの権利、そして世界の子どもたちを取り巻く問題の一つとして、2011年3月に始まったシリア危機におけるシリアの子どもたちが置かれた状況とその支援活動について、ワークショップ型式で学びました。
生徒たちは、シリアの子どもたち(特に自分らと同年代の子どもたち)の置かれた状況や、シリア難民のためにセーブ・ザ・チルドレンが開設した青少年クラブの話に真剣に聞き入っていました。
最後に一人一人が「自分たちができること」について考えて発表した際には、「学校に通えること、好きなことをできていること、毎日笑ってすごせていることが、ほんとうに幸せなことだと感じた」、「自分と同じ年の人も逃げているということを考えたこともなかったし、もし自分がその立場になったら、どうするだろうなと思うと何もできないだろうと考えました」、「紛争が起きないのが当たり前と思わない」、「シリアの現状を、近くの人にでもいいから伝えていきたいと思いました」などの感想がありました。
1時間という短い時間でしたが、今回の授業を通じて、生徒たちが遠く離れたシリアのこと、シリアの子どもたちのこと、そして自分達にできることを一生懸命考えてくれたことが、うれしかったです。
大阪事務所では、他の学校からの訪問も受け付けていますので、ご要望がありましたらぜひご連絡ください。