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ネパール
(公開日:2011.11.02)

【ネパール】地震災害 学校再建支援活動中!(2011.11.2)

 

2011年9月18日18:25(現地時間) ネパール・インド国境近くをマグニチュード(M)6.9の大地震が襲いました。ここ60年で最大規模の地震であり、ネパール、インド、中国、ブータン、バングラデシュと被害は広域にわたっています。ネパール東部でも、約5,700もの世帯が家を失い、約1,000校もの学校が被害を受けました。




nepal_erthquake1_web.jpg ネパールでの主な被害状況
□死者数 6人(うち子ども3人)
□被害地域 18郡
□国内避難世帯 3,171世帯
□被災世帯数 全壊 3,171 半壊 2,531
□被災学校数 全壊 157 半壊 780




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非常に多くの学校にて校舎が崩壊するなどの被害を受け、約200,000人もの子どもたちが学校に通えなくなったり、半壊し危険な状態なままの教室に通わざるを得なくなりました。


また、今回の地震は放課後の夕方に起こったため子ども達の命が失われずにすみましたが、日中に起こっていたら甚大な被害をもたらしただろうことが予想されます。地震や自然災害の多発するネパールにおいて、学校建築の脆弱さは喫緊の課題であることが浮き彫りになりました。


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ネパール国内における緊急支援状況
政府は災害対策委員会を設置し、赤十字やセーブ・ザ・チルドレンと共同でシェルターや緊急支援物資を配布しました。直近のニーズはかろうじてまかなえましたが、次の段階である学校の仮設教室やその後の新たな建築・修繕に関する資金の目途がいまだ立っていません。また、起伏の激しい山岳地帯という条件に加え、余震による土砂くずれやモンスーンの影響もあり、支援物資の輸送にコストと時間がかかっているのが現状です。


 セーブ・ザ・チルドレンの支援
セーブ・ザ・チルドレンはユニセフと共同で緊急時の教育分野のクラスターリードを務めており、地震発生直後から教育省との連携のもと調査チームをも派遣しました。その結果、最も被害の大きい3郡を中心ににて主に下記分野にて支援を行うことになりました。


―全壊および半壊した学校の再建および修繕(トイレや手洗い場等衛生施設も含む)
―学校をベースにした防災教育の実施


学校の再建には2教室あたり約USD14,500、修築には約USD4,500ほどのコストがかかりますが、
ネパール東部においては、まだまだ必要額に届きそうにないのが現状です。





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セーブ・ザ・チルドレンでは、子ども達の命を守り、再び安心して学校に通えるようになるための活動を引き続き行っていきます。皆様の温かいご理解・ご支援をどうぞ宜しくお願いします。



 






 

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