(公開日:2018.06.07)【シンポジウム参加者募集】「体罰のない、ポジティブな子育てを〜『長くつ下のピッピ』の作者とスウェーデンの子ども観に学ぶ〜」2018年6月11日 東京都港区
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<共催>
スウェーデン大使館/セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン/スウェーデン文化交流協会
体罰のない、ポジティブな子育てを
〜『長くつ下のピッピ』の作者とスウェーデンの子ども観に学ぶ〜
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*2018年は、スウェーデンと日本の国交関係樹立150周年の年です。
2017年、セーブ・ザ・チルドレンが国内で実施した調査では、日本に住む大人2万人のうち60%が「しつけのために子どもをたたくこと」を容認している、ということが分かりました。
一方国際社会では、家庭を含むあらゆる場面での子どもに対する体罰等をなくすための法制化や社会啓発などの取り組みが確実に進んでいます。
今回のシンポジウムは、「Never Violence!」という有名なスピーチを行い、子どもへの暴力のない社会の実現のために尽力をしたスウェーデンの児童文学作家、アストリッド・リンドグレーンの功績にスポットをあてると同時に、世界ではじめて子どもに対するすべての体罰を禁止したスウェーデンの事例などをもとに子どもへの暴力に関する国際的な取り組みや実態を学びながら、日本の子どもたちについて考える機会となります。
いま私たちにできることを、ぜひ皆様もご一緒に考えてみませんか?
【日時】 2018年6月11日(月)
シンポジウム 14:00〜16:30 (13:30受付開始)
懇親会 16:30〜(参加自由)
【参加費】 無料
【定員】 100名 ※定員に達し次第、締め切らせていただきます
【申込方法】 参加をご希望される方は、こちらの専用の申込用紙をダウンロードください。
そちらに必要事項をご入力いただきましたらメールに添付の上、下記アドレス宛にお送りください。
お送り先:スウェーデン大使館広報担当・速水宛 nagame.hayami@gov.se
※お預かりする個人情報は今後スウェーデン大使館で開催されるイベントのご案内送付時にも利用させていただく事がございます。
ご不明点等ございましたらスウェーデン大使館までお問い合わせください。
【会場】 スウェーデン大使館内 アルフレッド・ノーベル講堂
東京都港区六本木1-10-3-100 (東京メトロ 六本木一丁目駅、神谷町駅より徒歩5分)
地図はこちら http://www.embassyin.jp/sweden/
【言語】 同時通訳あり(日英)
【プログラム】
1. 開会挨拶 マグヌス・ローバック大使
2. 基調講演
・マルタ・サントス・パイス氏 (子どもへの暴力に関する国連事務総長特別代表)
子どもへの暴力に関する国連事務総長特別代表として、世界中の子どもに対するあらゆる形態の暴力の根絶に向けた取り組みを展開されているパイス氏より、1970年代に世界に先駆けて体罰の禁止に取り組んだスウェーデンにつづく、国際社会における最新の取り組みをご報告いただきます。
・ヨハン・パルムベリ氏
「アストリッド・リンドグレーン―長くつ下のピッピからネバー・バイオレンススピーチまで」
スウェーデンの子どもへの暴力をなくす社会的運動に大きく貢献した、世界的な児童文学作家リンドグレーンのひ孫として、彼女がこの社会問題に取り組んだ背景と果たした役割について、今日広く知られている彼女の有名なスピーチ「ネバー・バイオレンス(暴力は絶対だめ!)」に触れながら、振り返っていただきます。
・スティーブン・ルーカス氏(ウプサラ大学附属子ども病院小児科医)
「スウェーデンの経験―体罰禁止が成し遂げたこと」
スウェーデンは1979年に世界で初めて、子どもに対するすべての体罰を禁止しました。体罰の禁止を達成したスウェーデンの経験について、お話しいただきます。
3. パネルディスカッション
司会者: エリサベット・ダリーン(セーブ・ザ・チルドレン・スウェーデン事務局長)
パネリスト:マルタ・サントス・パイス氏(子どもへの暴力に関する国連事務総長特別代表)
スティーブン・ルーカス氏(ウプサラ大学医師)
高祖 常子氏(特定非営利活動法人児童虐待防止全国ネットワーク理事)
瀬角 南(公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン子ども虐待の予防事業マネージャー)
4. 質疑応答
5. 閉会挨拶 千賀 邦夫(公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン事務局長)
【お問い合わせ先】 スウェーデン大使館広報部
速水 望
03-5562-5062
nagame.hayami@gov.se
セーブ・ザ・チルドレンは、子どもをたたかない、怒鳴らない社会の実現に向けて活動を続けていきます。