提言・声明(公開日:2020.11.24)
G20リヤド・サミット首脳宣言における債務措置に関するセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの声明
世界が新型コロナウイルス感染症の再拡大と闘う中、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは11月21日・22日にオンライン開催されたG20サミットにおいて、G20首脳が債務支払猶予イニシアティブ(DSSI)につき期間延長を含めその実施にコミットし、民間債権者にも同等の参加を求め、さらに債務の一部削減を含む新たな債務措置の共通枠組みに合意したことを評価しています。
一方で、これらは民間債権者の参加や債務再編を保証するものではなく、対象国は最貧国に限られるため、財政難で支援を必要としている国々への有効な支援となり得るためには、債務救済を可能にするさらなる革新的な解決策や、実効性と透明性の確保、対象国の拡大などが求められます。加えてG20各国は、債務再編により生じた資金が教育や保健・栄養など確実に子どもたちのために支出されるよう支援することが求められます。
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは、今後の課題に対し、G20および当該国が継続協議を重ねていくことを強く要望すると共に、日本政府の一層の関与を期待します。
一方で、これらは民間債権者の参加や債務再編を保証するものではなく、対象国は最貧国に限られるため、財政難で支援を必要としている国々への有効な支援となり得るためには、債務救済を可能にするさらなる革新的な解決策や、実効性と透明性の確保、対象国の拡大などが求められます。加えてG20各国は、債務再編により生じた資金が教育や保健・栄養など確実に子どもたちのために支出されるよう支援することが求められます。
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは、今後の課題に対し、G20および当該国が継続協議を重ねていくことを強く要望すると共に、日本政府の一層の関与を期待します。