トップページ > プレスルーム  > 専務理事・事務局長より年頭のごあいさつ

(公開日:2024.01.04)
専務理事・事務局長より年頭のごあいさつ

2024年(令和6年)能登半島地震で被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。多くの方が、避難所や避難先で不安な中過ごしていると思います。
セーブ・ザ・チルドレンは、いま、被災地で、子どもたちの様子や、どのような支援が必要か情報収集をするなど活動を行っています。

活動の様子などは、ウェブサイトやSNSで発信していきます。

*****************
改めまして、旧年中は、セーブ・ザ・チルドレンの活動にご支援・ご協力を賜り、心より御礼申し上げます。
皆さまのご支援により、昨年1年間も、日本をはじめ世界約120ヶ国で子どもたちのための活動をすることができました。

世界では、終わりの見えない紛争が続いています。
パレスチナ・ガザ地区では、少なくとも10分に1人、子どもが犠牲になっています。
ウクライナ危機は3年目になり、シリアやイエメンでも、紛争が長期化しています。

そのようななか、トルコ・シリアやアフガニスタンで起きた大規模地震や豪雨・洪水などの自然災害、気候危機もすでに脆弱な状況に置かれた子どもたちに、ますます深刻で重大な影響を及ぼしています。
私たちは、危機の中で生きる子どもたちに、緊急・人道支援をはじめ、教育や保健・栄養、子どもの保護、防災などの分野で支援活動を継続しています。

日本では、昨年4月1日にこども家庭庁が発足しました。
今後、日本社会において、子どもたちの生きる・育つ・守られる・参加する権利「子どもの権利」が保障されることが期待される一方で、物価高騰などを背景に、子どもたちを取り巻く環境は依然として厳しい状況にあります。

私たちは、今年も経済的に困難な状況にある家庭に対する食の支援や新生児支援といった「生きる」を支える支援を行うとともに、新入学の給付金や体験活動の提供といった「まなび」を支える支援を継続します。
加えて、子どもたちの声を聴き、子どもの権利を保障するため国や自治体への働きかけや、子どもたちとともに、広く子どもの権利を伝える活動もさらに進めていきます。

2024年は、日本が子どもの権利条約を批准して30年という節目の年です。
「子どもの声が、世界を、変える」
新たな年も、日本を含む世界中のすべての子どもの権利が実現された世界を目指し、世界各地で、子どもたちの声を聴き、生活に迅速かつ永続的な変化をもたらすための活動を、子どもたちや地域社会などとともに進めてまいります。

今後とも子どもたちの「今」と「未来」を支えるため、変わらぬご支援を賜りますよう、深くお願い申し上げます。


2024年1月吉日
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
専務理事・事務局長 ?井 明子



ウガンダで行っている母子保健支援を利用する母親との対話


あなたのご支援が子どもたちの未来を支えます

もっと見る

月々1500円から、自分に合った金額で子どもの支援ができます。
定期的に年次報告書や会報誌をお送りしています。

1回から無理なくご支援いただけます。

PAGE TOP