(公開日:2024.05.13)【セミナーご案内】2024年6月3日18時〜ジャパンワンヘルスネットワーク財団共催「能登半島地震から5ヶ月〜大規模災害から子どもたちを守る、そして国際スタンダードを学ぶ」
2024年元旦の夕方に起こった能登半島地震。発災後4ヶ月が経過した現在も、厳しい状況に直面している人たちが少なくありません。地震の影響を受けた子どもたちや家族は、さまざまなストレスを抱えています。能登半島地震の被害は極めて甚大かつ広範囲におよぶため長期にわたっての子どもたちに寄り添う支援活動が必要となります。
災害が発生するたび、子どもたちやその家族は沢山の困難に見舞われます。
セーブ・ザ・チルドレンは大きな災害が起こったとき、被災した地域へ、子ども支援の専門家を派遣し、子どもたちを直接支える活動を世界各地で行っています。
災害の影響を受けた子どもやその家族をいかに支え、安心・安全に過ごすための環境づくりにとって必要なことは何なのか、これから私たちにできることを共に考えていきたい、という思いから、一般財団法人ジャパンワンヘルスネットワーク財団と、公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは、公開セミナーを共催いたします。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
■開催日時:2024年6月3日(月)18:00-19:30
■参加費:無料
■開催形式:オンライン(ZOOMウェビナー)
■参加登録:こちらのリンクよりお申し込みをお願いします。
■お申込締切:2024年6月2日(日 )まで
■定員:500名(定員になり次第締め切らせていただきます。)
■共催:一般財団法人ジャパンワンヘルスネットワーク財団 / 公益社団法人 セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
■プログラム
1.オープニング(ジャパンワンヘルスネットワーク財団代表理事 賀来満夫氏)
2.講演1「災害時の子どもの状況と支援を通した日常性の回復」(講師:山田心健氏)
質疑応答
3.講演2「避難所を安全な場所にするために〜感染対策の視点で〜」(講師:菅原えりさ氏)
質疑応答
4.講演3「国際スタンダードから考える避難所に必要なこと」(講師:小山光晶氏)
質疑応答
5. セーブ・ザ・チルドレン活動紹介(セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン事務局長 高井明子)
6.クロージング(ジャパンワンヘルスネットワーク財団代表理事 賀来満夫氏)
■講演1「災害時の子どもの状況と支援を通した日常性の回復」
講師:山田心健氏(セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン 国内事業部 国内緊急支援・防災事業マネージャー)
2011年に東日本大震災緊急・復興支援事業スタッフとして入局。地震や風水害の対応で子ども支援の活動に携わり、現在は国内の緊急支援・防災事業を統括し、緊急時の支援準備や平時の防災活動に取り組んでいます。
講演内容:災害を経験した子どもたちは、人や物の喪失、生活環境の変化といった非日常の状況によって、こころにも影響が出てきます。それは普段とは異なる反応や行動で表されることがあります。
1月1日に発生した能登半島地震においても、避難所での限られた生活に加えて度重なる強い揺れにより精神的に不安定になっている子どもや、着の身着のままで避難して来たために着替えはもちろん今まで使っていた遊び道具や生活用品などもなく喪失感を感じている子どもなどが見られました。今回、そうした子どもたちが自分のペースでこころを落ち着かせ、日常性を回復していくために必要な支援について、事例とともに紹介していきたいと思います。
■講演2「避難所を安全な場所にするために 〜感染対策の視点で〜」
講師:菅原えりさ氏(東京医療保健大学大学院 感染制御学教授)
専門は病院内の感染制御。2011年3月11日発生の東日本大震災以降、避難所の感染対策を組織的取り組める仕組み作りに取り組んでいます。また、高齢者福祉施設の感染対策支援や人材育成を継続的に実施しています。
講演内容:大規模災害が発生すると、避難所には多くの人々が身を寄せますが、そこには、すでに感染症に罹患している方、潜伏期間にある方がいらっしゃるかもしれず、そこに、免疫力の脆弱な高齢者や乳幼児も共に過ごすことになります。これが避難所の実情で、感染症発生や伝播のリスクの高い場所であるといえるでしょう。さらに、今回の能登半島地震では避難所が断水のため手洗いやトイレの使用がさまざまに制限され、人同士が密着することでの感染リスクだけでなく衛生的な生活を送ることへの困難が続きました。これは災害大国であるわが国どこでも起こり得ることです。避難所をできるだけ安全な場所であるように、今回は、感染対策の視点で考えてみます。
■講演3「国際スタンダードから考える避難所に必要なこと」
講師:小山光晶氏(セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン 海外事業部 プログラムコーディネーター)
海外における教育事業を中心に担当しています。特に紛争や災害などの緊急事象の影響を受けた子どもたちを守るため、国際スタンダードを順守しつつ、子どもたちの尊厳が回復するような支援を実施しています。
講演内容:大規模災害が発生した際、子どもたちは通常時よりも脆弱な立場に置かれ、さまざまなリスクにさらされる可能性が高くなります。このような子どもたちを守るために緊急時におけるさまざなスタンダードが国際的に定められています。災害時にはそれらの基準を参照し、行動することで、災害による子どもたちへの身体的・精神的影響を軽減し、子どもたちが速やかに回復するよう支えることができます。今回はこれらの国際スタンダードを紹介し、その中身を見つつ、災害現場において私たちが子どもたちを守るため、どのような点を意識して行動すれば良いのか考える機会にしたいと思います。
お問い合わせ先:一般財団法人ジャパンワンヘルスネットワーク財団事務局
ウェブサイト:https://john.or.jp/ e-mail:office@john.or.jp
災害が発生するたび、子どもたちやその家族は沢山の困難に見舞われます。
セーブ・ザ・チルドレンは大きな災害が起こったとき、被災した地域へ、子ども支援の専門家を派遣し、子どもたちを直接支える活動を世界各地で行っています。
災害の影響を受けた子どもやその家族をいかに支え、安心・安全に過ごすための環境づくりにとって必要なことは何なのか、これから私たちにできることを共に考えていきたい、という思いから、一般財団法人ジャパンワンヘルスネットワーク財団と、公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは、公開セミナーを共催いたします。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
■開催日時:2024年6月3日(月)18:00-19:30
■参加費:無料
■開催形式:オンライン(ZOOMウェビナー)
■参加登録:こちらのリンクよりお申し込みをお願いします。
■お申込締切:2024年6月2日(日 )まで
■定員:500名(定員になり次第締め切らせていただきます。)
■共催:一般財団法人ジャパンワンヘルスネットワーク財団 / 公益社団法人 セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
■プログラム
1.オープニング(ジャパンワンヘルスネットワーク財団代表理事 賀来満夫氏)
2.講演1「災害時の子どもの状況と支援を通した日常性の回復」(講師:山田心健氏)
質疑応答
3.講演2「避難所を安全な場所にするために〜感染対策の視点で〜」(講師:菅原えりさ氏)
質疑応答
4.講演3「国際スタンダードから考える避難所に必要なこと」(講師:小山光晶氏)
質疑応答
5. セーブ・ザ・チルドレン活動紹介(セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン事務局長 高井明子)
6.クロージング(ジャパンワンヘルスネットワーク財団代表理事 賀来満夫氏)
■講演1「災害時の子どもの状況と支援を通した日常性の回復」
講師:山田心健氏(セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン 国内事業部 国内緊急支援・防災事業マネージャー)
2011年に東日本大震災緊急・復興支援事業スタッフとして入局。地震や風水害の対応で子ども支援の活動に携わり、現在は国内の緊急支援・防災事業を統括し、緊急時の支援準備や平時の防災活動に取り組んでいます。
講演内容:災害を経験した子どもたちは、人や物の喪失、生活環境の変化といった非日常の状況によって、こころにも影響が出てきます。それは普段とは異なる反応や行動で表されることがあります。
1月1日に発生した能登半島地震においても、避難所での限られた生活に加えて度重なる強い揺れにより精神的に不安定になっている子どもや、着の身着のままで避難して来たために着替えはもちろん今まで使っていた遊び道具や生活用品などもなく喪失感を感じている子どもなどが見られました。今回、そうした子どもたちが自分のペースでこころを落ち着かせ、日常性を回復していくために必要な支援について、事例とともに紹介していきたいと思います。
■講演2「避難所を安全な場所にするために 〜感染対策の視点で〜」
講師:菅原えりさ氏(東京医療保健大学大学院 感染制御学教授)
専門は病院内の感染制御。2011年3月11日発生の東日本大震災以降、避難所の感染対策を組織的取り組める仕組み作りに取り組んでいます。また、高齢者福祉施設の感染対策支援や人材育成を継続的に実施しています。
講演内容:大規模災害が発生すると、避難所には多くの人々が身を寄せますが、そこには、すでに感染症に罹患している方、潜伏期間にある方がいらっしゃるかもしれず、そこに、免疫力の脆弱な高齢者や乳幼児も共に過ごすことになります。これが避難所の実情で、感染症発生や伝播のリスクの高い場所であるといえるでしょう。さらに、今回の能登半島地震では避難所が断水のため手洗いやトイレの使用がさまざまに制限され、人同士が密着することでの感染リスクだけでなく衛生的な生活を送ることへの困難が続きました。これは災害大国であるわが国どこでも起こり得ることです。避難所をできるだけ安全な場所であるように、今回は、感染対策の視点で考えてみます。
■講演3「国際スタンダードから考える避難所に必要なこと」
講師:小山光晶氏(セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン 海外事業部 プログラムコーディネーター)
海外における教育事業を中心に担当しています。特に紛争や災害などの緊急事象の影響を受けた子どもたちを守るため、国際スタンダードを順守しつつ、子どもたちの尊厳が回復するような支援を実施しています。
講演内容:大規模災害が発生した際、子どもたちは通常時よりも脆弱な立場に置かれ、さまざまなリスクにさらされる可能性が高くなります。このような子どもたちを守るために緊急時におけるさまざなスタンダードが国際的に定められています。災害時にはそれらの基準を参照し、行動することで、災害による子どもたちへの身体的・精神的影響を軽減し、子どもたちが速やかに回復するよう支えることができます。今回はこれらの国際スタンダードを紹介し、その中身を見つつ、災害現場において私たちが子どもたちを守るため、どのような点を意識して行動すれば良いのか考える機会にしたいと思います。
お問い合わせ先:一般財団法人ジャパンワンヘルスネットワーク財団事務局
ウェブサイト:https://john.or.jp/ e-mail:office@john.or.jp