ネパール(公開日:2026.09.02)
【ネパール土石流】 安全な水の供給不足で子どもたちの感染症リスクが高まる
ネパール・カトマンズ、8月31日 ―壊滅的な土石流の被害を受けたネパールでは、人々が飲料水や生活用水として使用できる安全な水を確保できない状況が続いています。公共の避難所に身を寄せる子どもたちが病気にかかるリスクが高まっていると、現地のセーブ・ザ・チルドレンは警鐘を鳴らしています。
「長い間屋外にいたため、のどの痛みや発熱の症状が出ています」とアミタさんはそう話しました。
被災地域では、多くの水源が土石流によって流されたがれきなどで汚染されており、住民は安全な飲料水や生活用水を利用できない状況が続いています。また、現在も雨が降り続いており、被災者の避難先周辺に大量の泥水が流れ込んでいます。
現在、高台にある公共施設などで生活している子どもたちの中には、土石流によって村が壊滅的な被害を受けた後、何日間も屋外で過ごさざるを得なかった子どももいます。今回の土石流災害で、ネパール国内で900人以上が亡くなり、4,000人以上が今なお行方不明となっています。
特に大きな被害を受けたラスワ郡とヌワコット郡では、降雨とさらなる土石流の脅威が続いています。各地に残る滞留水は蚊の繁殖場所となっており、子どもたちはデング熱などの蚊が媒介する感染症にかかる危険にもさらされています。
セーブ・ザ・チルドレン・ネパール事務所代表のタラ・チェトリは次のように述べています。
「壊滅的な土石流による差し迫った危険は、一部地域では落ち着きつつあります。しかし今、新たな懸念として感染症の拡大リスクが高まっています。
過密状態の避難環境、汚染された水、不十分な衛生環境、そして医療へのアクセスが限られている状況により、子どもたちは感染症にかかりやすい状況にあり、深刻な影響を及ぼしかねない感染症の流行を引き起こす環境にあります。
避難所には、咳や発熱などの症状を訴える子どもたちが訪れていますが、医薬品が不足している場所もあります。特に地方農村部や孤立した地域では、さらに深刻な状況が懸念されます」
被災者のニーズが高まり続けるなか、セーブ・ザ・チルドレンは各国政府や支援機関、人道支援機関に対し、ネパール土石流への緊急対応のための柔軟な資金支援を拡大し、子どもたちとその家族が必要な支援を受けられるよう求めています。
セーブ・ザ・チルドレンのネパール緊急支援チームは引き続き被災地で活動を続けており、支援の第一段階として、飲料水、防水シート、毛布、調理キット、蚊帳、乳幼児向けキット、歯ブラシなどの衛生用品を含む生活必需品を配布しています。
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「2026年ネパール土石流 緊急子ども支援」へのご寄付をお願いします。https://x.gd/D1cHY
*プライバシー保護のため名前は変更されています
首都カトマンズから、ヌワコット郡の商業の中心地として栄えたトリシュリバザールへ向かう道路沿いでは、遺体袋が積み上げられ、強い腐敗臭が漂い始めています。
現地のセーブ・ザ・チルドレンによると、人や家畜の腐敗した遺体、適切に処理されていない廃棄物、滞留した水によって、下痢や皮膚感染症などの水系感染症のリスクがさらに高まっています。
セーブ・ザ・チルドレンのスタッフは、明らかに体調を崩している子どもたちを見かけており、中には呼吸器感染症や発熱の治療を受けている子どももいます。
家族とともにヌワコットの避難所に避難したヤルモさん(57歳)*は、孫の何人かに咳の症状があり、避難所内のほかの子どもたちも微熱の症状があると話しました。
「私たちが避難してきた道のりはひどく泥まみれで、自分たちも病気になるのではないかと思いました」
ヤルモさんは、家族で安全な場所まで歩いて避難したときの状況を振り返りながらそう話しました。
妻のアミタさん(56歳)*は、濁流が地域を襲ったことで家族はすべてを失ったと語ります。今では、抱き寄せている孫たちの何人かも体調を崩しています。
現地のセーブ・ザ・チルドレンによると、人や家畜の腐敗した遺体、適切に処理されていない廃棄物、滞留した水によって、下痢や皮膚感染症などの水系感染症のリスクがさらに高まっています。
セーブ・ザ・チルドレンのスタッフは、明らかに体調を崩している子どもたちを見かけており、中には呼吸器感染症や発熱の治療を受けている子どももいます。
ヤルモさん*の妻アミタさん*と孫たち
家族とともにヌワコットの避難所に避難したヤルモさん(57歳)*は、孫の何人かに咳の症状があり、避難所内のほかの子どもたちも微熱の症状があると話しました。
「私たちが避難してきた道のりはひどく泥まみれで、自分たちも病気になるのではないかと思いました」
ヤルモさんは、家族で安全な場所まで歩いて避難したときの状況を振り返りながらそう話しました。
妻のアミタさん(56歳)*は、濁流が地域を襲ったことで家族はすべてを失ったと語ります。今では、抱き寄せている孫たちの何人かも体調を崩しています。
「長い間屋外にいたため、のどの痛みや発熱の症状が出ています」とアミタさんはそう話しました。
被災地域では、多くの水源が土石流によって流されたがれきなどで汚染されており、住民は安全な飲料水や生活用水を利用できない状況が続いています。また、現在も雨が降り続いており、被災者の避難先周辺に大量の泥水が流れ込んでいます。
現在、高台にある公共施設などで生活している子どもたちの中には、土石流によって村が壊滅的な被害を受けた後、何日間も屋外で過ごさざるを得なかった子どももいます。今回の土石流災害で、ネパール国内で900人以上が亡くなり、4,000人以上が今なお行方不明となっています。
特に大きな被害を受けたラスワ郡とヌワコット郡では、降雨とさらなる土石流の脅威が続いています。各地に残る滞留水は蚊の繁殖場所となっており、子どもたちはデング熱などの蚊が媒介する感染症にかかる危険にもさらされています。
セーブ・ザ・チルドレン・ネパール事務所代表のタラ・チェトリは次のように述べています。
「壊滅的な土石流による差し迫った危険は、一部地域では落ち着きつつあります。しかし今、新たな懸念として感染症の拡大リスクが高まっています。
過密状態の避難環境、汚染された水、不十分な衛生環境、そして医療へのアクセスが限られている状況により、子どもたちは感染症にかかりやすい状況にあり、深刻な影響を及ぼしかねない感染症の流行を引き起こす環境にあります。
避難所には、咳や発熱などの症状を訴える子どもたちが訪れていますが、医薬品が不足している場所もあります。特に地方農村部や孤立した地域では、さらに深刻な状況が懸念されます」
被災者のニーズが高まり続けるなか、セーブ・ザ・チルドレンは各国政府や支援機関、人道支援機関に対し、ネパール土石流への緊急対応のための柔軟な資金支援を拡大し、子どもたちとその家族が必要な支援を受けられるよう求めています。
セーブ・ザ・チルドレンのネパール緊急支援チームは引き続き被災地で活動を続けており、支援の第一段階として、飲料水、防水シート、毛布、調理キット、蚊帳、乳幼児向けキット、歯ブラシなどの衛生用品を含む生活必需品を配布しています。
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「2026年ネパール土石流 緊急子ども支援」へのご寄付をお願いします。https://x.gd/D1cHY
*プライバシー保護のため名前は変更されています




