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ベトナム
(公開日:2009.12.01)

IKEAとともに1〜台風被災地を訪ねて(09.12.01)

 

163名の犠牲者と20万人の被災者を出した台風ケッサナーの被害から1ヶ月以上がたちました。被災地では最も厳しい状況からは脱出したものの、依然人々の困難な生活は続いています。

11月17日〜19日にかけ、セーブ・ザ・チルドレンの支援企業であるIKEA(スウェーデン発祥でヨーロッパ・北米・アジア・オセアニアで店舗展開する大型家具店)がベトナムを訪問、ケッサナーの被災地にも足を運んで下さいました。




temp dorm from outside.JPG
訪問初日。当日は雨模様。


上の写真は何だかお分かりでしょうか。
これは台風で被災した子どもたちが寝泊まりする臨時のシェルターです。このシェルターは小学校の敷地の中に建てられています。
台風の最も大きな被害を受けたクアンチ省へのセーブ・ザ・チルドレンの支援の様子はこれまでもお伝えしてきました。多くの支援により、少しずつ現地は復興の兆しを見せているものの、いまだこのようなシェルターで毎日の生活を送っている子どもたちがたくさんいます。




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シェルターに隣接している台所。子どもたちが薪を使って料理をしている。


今回訪問したのはクアンチ省フックギー郡にある小学校でシェルターには36名の子どもたちが寝泊まりをしていました。子どもたちは隣接している台所で自分たちの毎日の食事を交替で作り、助け合いながら生活しています。
セーブ・ザ・チルドレンでは台風被災地に対してこれまで食糧や生活用品などの物資配布を行ってきましたが、今後は農業生産支援や子どもや妊産婦の栄養面の支援、衛生的な水の確保のための活動など、より'復興'に焦点を当てた支援を展開していく予定です。





students in small space.JPG
シェルター内の様子。


11月に入り、気温が下がりその上雨が多い中、シェルターの中は子どもたちで一杯。皆ひしめきあって生活をしています。しかし、このような困難な状況の下でも、子どもたちが時折見せる明るい笑顔に、逆に支援される側の私たちがいつも励まされる思いです。遠い日本から来たIKEAの方々も、'貧しく悲惨なベトナム'という姿だけではなく、困難な状況を乗り切ろうとする現地の人たちの明るさやたくましさ、そして彼らが持っている知恵という両方の側面を直接見てもらえたのではないかと思います。

IKEAでは、今年もソフトトイキャンペーンが始まり、セーブ・ザ・チルドレンを応援していただいています。
皆さんがIKEAに行かれてソフトトイを見た時には、がんばっているベトナムの子どもたちのことを思い出していただければ嬉しいです。引き続きのサポートをお願いいたします。
(ベトナム駐在員:越川)


 


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