日本/東日本大震災/防災(災害リスク軽減)(公開日:2013.04.09)
“始まりました! 防災教育教材改訂・開発 with NPO法人プラス・アーツ”(2013.4.9)
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンでは2012年6月より、岩手県、宮城県の学童保育施設や児童館の子どもたち、指導員の方を対象に、NPO法人プラス・アーツと共に防災研修を実施してきました。更に、現在、昨年の経験を活かし、新たな防災教育教材の作成をスタートしています!
■東日本大震災を経験した子どもたちの声を防災教育教材に!■
昨年実施した防災研修の中で使用した防災教育教材の一つ「なまずの学校」は、災害時に発生する様々なトラブルを紙芝居形式で子どもたちに問いかけ、手持ちのアイテムカードを使用して答えるゲームです。この教材は、NPO法人プラス・アーツが阪神・淡路大震災10年後に、震災を経験した地域住民への聞き取りをもとに開発しました。
「なまずの学校」で遊ぶ学童の子どもたち
指導員向け防災研修の様子
今回、「なまずの学校」を岩手県、宮城県の学童保育施設や児童館の子どもたち、指導員の方と一緒に実施していく中で、地震だけではなく津波を経験した子どもたちから、様々なアイデアが出てきたのをきっかけに、「東日本大震災の内容を盛り込むことで、被災地外の子どもたちに対しても津波も含めた防災に関する知識を増やせるのではないか?」という声があがりました。
そこで、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンとNPO法人プラス・アーツが協働し、津波の内容を含んだ防災教育教材の改訂・開発に取り組むことになりました。現在、岩手県、宮城県の方々に震災時の体験や、避難生活での経験等のヒアリングを開始し、今年中には新たな防災教育教材が完成する予定です!
引き続き進捗をアップしていきますので、東北から日本・世界の防災に向けて、子どもの視点にたった防災教育教材が発信されるよう、ぜひサポートよろしくお願いいたします。
現在の防災教育教材を使った研修の様子はこちら。
(報告:仙台事務所 赤坂)