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日本/東日本大震災/防災(災害リスク軽減)
(公開日:2014.09.26)

完成しました! 東日本大震災の教訓を学べるカードゲーム「みんなで遊んでたすカルテット」(2014.09.26)

 

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンとNPO法人プラス・アーツは、2013年から協働して、東日本大震災の教訓を盛り込んだ子ども向け防災教育教材制作に取り組んできました。2014年6月には、東日本の教訓を漫画で学べる教材「とっさのひとこと」が完成し、無料ダウンロードを開始し、現在多くの学校での防災授業や地域での防災活動で活用されています。この度、前述の「とっさのひとこと」と並行して制作してきた防災カードゲーム「みんなで遊んでたすカルテット」が完成しましたので、ご報告いたします。

「みんなで遊んでたすカルテット」は、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンが東日本大震災発災直後から行ってきた支援活動を通して生まれました。支援活動の中で、私たちスタッフは、子どもたちや地域の大人の方々から災害時に役立ったさまざまな知恵や工夫の話を聞きました。そして、この経験を多くの人たちに伝えていくことが重要だと考え、改めて、NPO法人プラス・アーツと共に岩手県と宮城県の子どもや大人50人に、災害時の状況、苦労したこと、役に立ったことなどの聞き取りを行い、防災教育教材を制作しました。先に完成した「とっさのひとこと」は、使い方にもよりますがファシリテーターが必要な教材であるのに対して、「みんなで遊んで たすカルテット」は、家庭や放課後児童クラブ、児童館などで子どもたちだけで遊ぶことが可能な防災ゲームです。



「みんなで遊んで たすカルテット」のカードは全部で10のテーマに分かれています。「地震」「津波」「火事」「サバイバル」「被災生活」「病気の予防」「防災の基本」など防災に関するテーマのほか、「みんなで協力」「自分を守る」「子どもの権利」といったテーマも入っています。各テーマのカードは4枚組1セットで、それぞれテーマに関するキーワード、および、防災に関する説明が記載されています。この4枚組をカードを、参加者同士で交換しながら揃えていくゲームです。テーマごとに色分けされているため、神経衰弱のように使うこともできます。

 

子どもだけではなく、大人でも楽しめるカードゲームです。各カードに書かれている説明も、是非、じっくり読んでください。遊び方も変えて、繰り返し遊んでみてください。そして、覚えたキーワードをいざ!という時に実践してください。

「みんなで遊んで たすカルテット」は、 NPO法人プラス・アーツのウェブサイトにて800円(税別) で販売しています。 http://www.plus-arts.net/?page_id=5325

■ゲームの特徴

?東日本大震災の被災体験を反映
?遊びながら、防災に必要なキーワードを学ぶことができる
?やさしいルールなので、子ども(5歳〜)から大人まで遊ぶことができる
?ご家庭や 放課後児童クラブ、児童館、自主防災などのイベント、ワークショップなど様々な場で使用可能

■教材概要
名称:みんなで遊んで たすカルテット
製作・発行年月日:製作:2014年7月、発行2014年9月
企画・制作: NPO法人プラス・アーツ
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
監修: 吉川肇子(慶応義塾大学商学部教授)
イラスト・デザイン : サタケシュンスケ


(報告:東京事務所 赤坂美幸)







 

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