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ミャンマー
(公開日:2014.05.13)

ついに保健センターが完成!開所式&引渡式を開催(2014.5.13)

 
昨年3月に開始した「母と子のための地域に根ざした総合的な母子保健事業第2期」が完了しました。第2期では、助産師やボランティアなどの保健人材の育成に加え、4タウンシップにそれぞれ保健センターを建設しました。

保健センターの建設完了を受け、3月25日、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(以下、SCJ)から各地域の保健局に保健センターを引き渡すため、テゴン・タウンシップにおいて、開所式&引渡式をとり行いました。式典には、保健センターを建設した4つのタウンシップから保健局長を迎え、保健センターの完成を心待ちにしていた現地保健当局と地域の住民に見守られながら、盛大かつ厳粛に開催されました。

式典の来客が保健センターへ入場する様子
現地保健当局と地域の住民が盛大に迎えています。


引渡式でのSCJ専務理事・事務局長千賀のスピーチの様子


4つのタウンシップの保健局長に
それぞれ保健センターの引渡し証書が授与されました。

開所式のテープカットの様子。ミャンマーでは、テープが落ちるのは
良くないとされているため、テープは風船と共に上がっていきます

この保健センターには、地方農村部において母子保健サービスの主要な担い手である助産師が常駐し、分娩介助や妊産婦への保健ケアなどを行っていきます。また、建設した保健センターには、株式会社エコシステムグループの支援を受け、ソーラーパネルを設置しました。電気が届いていない無電化地域においても、環境にやさしい方法で電力を確保し、その電力を使って、安全な分娩介助に欠かせない十分な照明を確保し、ワクチンの保存に必要な簡易冷蔵庫の設置をすることができました。

保健センターに設置されているソーラーパネル
環境にやさしい発電で地域の保健サービスを向上させる

また、この開所式&引渡式に加えて、DeNAグループより寄贈されたソーラーランタンが、式典に参列したSCJ専務理事・事務局長千賀から助産師に手渡されました。ブログでもお伝えしましたが、横浜DeNAベイスターズの選手が公式戦でホームランを打つごとに、ミャンマーの無電化地域で働く助産師にソーラーランタンが寄贈されます。今回のソーラーランタンは、過日行われたキックオフイベント「ホームランチャレンジ」で寄贈されたランタンで、第一弾としてSCJが支援している助産師に届けられました。


SCJ専務理事・事務局長千賀から助産師へソーラーパネルが手渡されました

第2期事業の終了と同時に、母子保健事業は、最終年である第3期を開始しました。第2期の対象村での活動状況を確認したり、指導を行うなど、フォローアップ活動を行うとともに、エンドライン調査の実施など、重要な活動が計画されています(さらに4つの保健センターの建設も含まれています)。第1期、第2期から継続して、妊産婦と5歳未満の子どもの健康状態がさらに改善されるよう、地域の母子保健サービス強化に取り組んでいきます。

ミャンマーの事業はみなさまからのご寄付、助成金、企業からのご支援により実施しています。「母と子のための地域に根ざした総合的な母子保健事業第2期」は外務省日本NGO連携無償資金協力の助成により実施。クンジャンゴン・タウンシップの保健センター建設には、株式会社トーマンコーポレーションからの支援をいただきました。
(報告:海外事業部 ミャンマー担当 藤田)




 

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