ミャンマー(公開日:2016.07.06)
助産師の活動の光となるソーラーランタン
セーブ・ザ・チルドレンではミャンマー農村地域における母子保健事業を継続して実施しています。
2014年から株式会社DeNAのご支援により、本事業地で活動する助産師にソーラーランタンが毎年寄贈されています。このプロジェクトは、横浜DeNAベースターズの選手が公式戦でホームランを打つごとに、ミャンマー農村地の無電化地域で働く助産師にソーラーランタンが届けられるものです。
※過去の関連ブログ:「121本のホームランが希望の明かりに!(2014.10.27)」
http://www.savechildren.or.jp/scjcms/sc_activity.php?d=1729
2015年度はミャンマー中央部のバゴー地域と最北端のカチン州で働く130名の助産師にソーラーランタンが届けられました。そしてソーラーランタンを受け取った助産師さんからの声が日本に届きましたのでご報告いたします!
【シン・ヨー・カウさん(助産師)】
2014年から株式会社DeNAのご支援により、本事業地で活動する助産師にソーラーランタンが毎年寄贈されています。このプロジェクトは、横浜DeNAベースターズの選手が公式戦でホームランを打つごとに、ミャンマー農村地の無電化地域で働く助産師にソーラーランタンが届けられるものです。
※過去の関連ブログ:「121本のホームランが希望の明かりに!(2014.10.27)」
http://www.savechildren.or.jp/scjcms/sc_activity.php?d=1729
2015年度はミャンマー中央部のバゴー地域と最北端のカチン州で働く130名の助産師にソーラーランタンが届けられました。そしてソーラーランタンを受け取った助産師さんからの声が日本に届きましたのでご報告いたします!
【シン・ヨー・カウさん(助産師)】
50歳のシン・ヨー・カウさんは、経験豊富な助産師です。カチン州のミッチーナ・タウンシップで医療活動を行っています。現在彼女は、地域のタッ・コン保健センターに勤務し、7村を担当しています。
「いただいたソーラーランタンはとても便利です。このソーラーランタンを使用しはじめてから15人の夜間の出産を介助し、無事に赤ちゃんをとりあげることができました。出産直後に出血を起こした産婦に対しては適切な処置ができましたし、胎盤が正常な位置になかった妊婦に対しては、このソーターランタンを利用して診察し、適切な処置につながりました。このソーラーランタンは、とても小さくて持ち運びも便利です。またライトがとても明るいので助かります。」
【オウンマー・ルウィンさん(助産師)】
「いただいたソーラーランタンはとても便利です。このソーラーランタンを使用しはじめてから15人の夜間の出産を介助し、無事に赤ちゃんをとりあげることができました。出産直後に出血を起こした産婦に対しては適切な処置ができましたし、胎盤が正常な位置になかった妊婦に対しては、このソーターランタンを利用して診察し、適切な処置につながりました。このソーラーランタンは、とても小さくて持ち運びも便利です。またライトがとても明るいので助かります。」
【オウンマー・ルウィンさん(助産師)】
バゴー地域オークトゥイン・タウンシップにあるレッ・スッ・チャ保健センターで勤務する助産師オウンマー・ルウィンさんは、9村にも及ぶ広範な地域を担当しています。彼女は保健センターで医療サービスを提供するだけでなく、村の人々の健康状態を確認するために、毎月各村々を巡回しています。お産が始まったという連絡を受けると、分娩介助のために妊婦の自宅へ向かいます。彼女の勤務する保健センターもそうですが、担当する村は全て電気が通っていません。そのため、多くの村ではソーラーパネルや燃料の発電機による電気が使用されています。産前・産後検診、緊急産後ケア、5歳未満の子どもの病気、成人の病気、怪我の対応などが夜間に行われることもあります。
「私が担当する村の全てに電気は通っていません。一番大変なことは、電気がないため夜の対応がとても難しいことです。分娩介助をしているときに電気がないことは致命的です。いただいたソーラーランタンはとても質が良く、また何より手元を明るく照らしてくれるのでとても便利です。私は、村の人々から夜連絡が入った場合、このソーラーランタンをいつも持って出かけます。夜のお産の介助にとても便利です。また、緊急の対応が必要な妊産婦を大きな病院まで連れて行く際、このソーラーランタンのライトを使い車内で適切な処置ができるのでとても助かります。」
【メイ・ヤンさん(助産師)】
「私が担当する村の全てに電気は通っていません。一番大変なことは、電気がないため夜の対応がとても難しいことです。分娩介助をしているときに電気がないことは致命的です。いただいたソーラーランタンはとても質が良く、また何より手元を明るく照らしてくれるのでとても便利です。私は、村の人々から夜連絡が入った場合、このソーラーランタンをいつも持って出かけます。夜のお産の介助にとても便利です。また、緊急の対応が必要な妊産婦を大きな病院まで連れて行く際、このソーラーランタンのライトを使い車内で適切な処置ができるのでとても助かります。」
【メイ・ヤンさん(助産師)】
メイ・ヤンさんは、ミッチーナにあるチャー・ヤー・パー・テー保健センターに最近配属になった助産師です。彼女は、現在59歳で、これまでカチン州内の農村地域で活動してきました。
「このソーラーランタンを手にして以来、夜間の分娩介助時にとても助かっています。これまでのお産は、ろうそくのあかりのみで行っていました。ろうそくのあかりがない場合は、たき火のあかりでお産の介助をした思い出もあります。」
現在まで、彼女はこのソーラーランタンを使い、5人の妊婦の出産介助を行いました。このソーラーランタンは、彼女の医療活動、そしてコミュニティにいる母親や子どもを救うための必需品となっています。
「このソーラーランタンを手にして以来、夜間の分娩介助時にとても助かっています。これまでのお産は、ろうそくのあかりのみで行っていました。ろうそくのあかりがない場合は、たき火のあかりでお産の介助をした思い出もあります。」
現在まで、彼女はこのソーラーランタンを使い、5人の妊婦の出産介助を行いました。このソーラーランタンは、彼女の医療活動、そしてコミュニティにいる母親や子どもを救うための必需品となっています。
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ミャンマー農村地の無電化地域において、ソーラーランタンは助産師の活動を照らし、母子の命を救う大きな役割を担っています。セーブ・ザ・チルドレンは今後も継続してミャンマー農村地での母子保健事業を実施していく予定です。引き続きミャンマーの母と子の健康促進へ向けた活動へのご理解とご支援をよろしくお願いいたします。
*本保健事業はみなさまからのご支援と外務省からの助成により実施しており、ソーラーランタン寄贈に関しましては株式会社DeNAからご支援頂いております。
画像リンク:「命を救うホームラン Home run for life」
https://www.youtube.com/watch?v=6Oiw4n0kxK0
(報告:ミャンマー駐在員 後藤)
*本保健事業はみなさまからのご支援と外務省からの助成により実施しており、ソーラーランタン寄贈に関しましては株式会社DeNAからご支援頂いております。
画像リンク:「命を救うホームラン Home run for life」
https://www.youtube.com/watch?v=6Oiw4n0kxK0
(報告:ミャンマー駐在員 後藤)