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ミャンマー
(公開日:2008.01.01)

ミャンマーはボランティア先進国!

 

【ミャンマーは、ボランティア先進国!】

ミャンマーに行ってまず驚くのは、道行く人々の服装です。首都ヤンゴンは、緑の街路樹が生い茂り、軍の政権下にあるせいか、道にはゴミ一つ落ちていません。とても小綺麗な町です。といっても、兵士の姿を見かけることはなく、表面上はいたってのどか。そんな町を行く人々は、男も女もくるぶしまであるロング・スカート姿。

ズボンをはいた人は、めったに見かけません。どちらも筒状に縫った布、ロンジーを腰のところで絞って、折り込んでいるだけ。特に男の人は、道を歩きながら、おへその下で折り込みなおしたりしていて、思わずどうやっているのか、じっと見てしまいます。男性の場合、下に何もはいていない人も多いらしい。さぞや涼しいことでしょう。穏やかで、思慮深そうで、どこかマイペースなミャンマーの人々ですが、実はボランティア精神にあふれた人たちでもあります。

今回、英国セーブ・ザ・チルドレンの「水と衛生事業」と米国セーブ・ザ・チルドレンの「栄養改善事業」が実施されている村をいくつか訪問しました。どちらも
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンが資金協力しているものです。

どの村でも委員会が大活躍しています。「水と衛生事業」では、水と衛生委員会が村の意見を
取りまとめ、英国セーブ・ザ・チルドレンの支援を受けながら、井戸掘り、井戸修理、飲み水用溜池掘り、トイレ設置を行っています。村内で選ばれた人々が、
話し合いによって物事を決定していくというのは、今の政治情勢ではめったにないこと。最初はとまどっていた村人たちも持ち前のボランティア精神を発揮しています。

「栄養改善事業」でも、給食と栄養教育は無給のボランティアの村人たちによって実施されています。セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンのネパールや
ベトナムでの栄養改善事業では、給食と栄養教育を担う村の女性たちには僅かばかりの手当てを出しているので、この辺の事情を米国セーブ・ザ・チルドレンの
ミャンマー人職員に聞いてみました。

「手当てなしで、村人たちにやる気になってもらうのは難しくないのですか?」

答は「ここミャンマーでは、村のためにボランティアをするのは名誉なことで、村の中で尊敬されるんですよ。彼女たちにはそれだけで十分なんです。」とのことでした。ミャンマーの村での事業は、意外と簡単かもしれない、そう感じました。村人たちには、やる気がありそうです。





 

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