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ガザ
(公開日:2024.05.31)

【パレスチナ・ガザ地区】「人道支援実施地域」への攻撃で子どもを含む66人が犠牲に

 
パレスチナ・ガザ地区南部のラファでは、最近の4日間の攻撃により、安全を求めていた数百人が負傷し、子どもを含む、少なくとも66人が犠牲になりました。また、この攻撃は、国際司法裁判所(ICJ)がイスラエルに対し、人命を保護し、支援物資を搬入するため、ラファでの軍事攻撃を即時に停止するよう命じてから1週間も経たないうちに起きました。

事実、5月24日のICJ判決以来、ラファは絶え間ない砲撃を受けています。ガザ保健省と国連によると、28日にラファの避難民キャンプに対して行われた大規模攻撃で、女性や子どもを含む少なくとも21人が犠牲になりました。また、同攻撃で64人が負傷し、うち10人が重体になっています。更に、ガザ保健省によると、26日には南部の都市ラファからの避難民キャンプに対するイスラエルの攻撃でも、少なくとも45人が死亡し、250人が負傷しています。


パレスチナ・ガザ地区で破壊された建物

これを受け、セーブ・ザ・チルドレンのパレスチナ事務所長ザビエル・ジュベールは次のように訴えます。

「すでに市民の多大な犠牲が出ている中で、子どもたちや家族に対する暴力がさらにエスカレートしていることに、そして、イスラエルにラファでの軍事活動の停止を命じたICJの判決が出た数日後に、このような大規模攻撃が行われていることに、私たちは愕然としています。ICJの判決は順守すべき法的義務ですが、この義務が無視され続けています。

しかも、攻撃された人々は、は無作為に避難しているのではなく、イスラエルが安全のために避難するように指示した地域に向かい、そこで攻撃を受けているのです。

攻撃による直接的な被害を受けていない子どもたちも、飢餓や暴力、家族や自宅などの喪失により想像を絶する精神的・身体的苦痛を受けています。

今、世界中が、ラファに注目しています。 私たちセーブ・ザ・チルドレンは、ラファでの軍事作戦の拡大と、ガザ全土の家族への継続的な攻撃を強く非難します。子どもたちの命を救うために、即時かつ恒久的な停戦が求められています。」

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