緊急支援(公開日:2025.04.03)
【ミャンマー・タイ大地震】現地スタッフの報告「私の子どもたちは毎晩、非常用持ち出し袋が玄関脇に用意されているかどうか尋ねます」
バンコク/ヤンゴン、2025年4月1日
【セーブ・ザ・チルドレン・ミャンマーとタイの現地スタッフからの報告より】
地震を経験して恐怖に怯えている子どもたちに何を伝えるべきかー。
ミャンマーとタイの親・養育者たちは今、このような問題に直面しています。
私の6歳と8歳の子どもたちは、3月28日に隣国ミャンマーをマグニチュード7.7の地震が襲ったとき、バンコクの学校にいました。非常に大きな地震で、震源地から620マイル(1,000 km)以上離れたタイの首都を揺るがしました。まるで荒波を航行する船の上に立っているような感覚で、自分がいる建物が揺れているのを感じました。
私の子どもたちは学校で何度も火災避難訓練をしたことがありましたが、地震避難訓練はしたことがありませんでした。私たちがここで暮らしてきた最近の記憶の中で、地震を経験するのは初めてのことでした。
教師たちはすぐに行動し、子どもたちを校舎から避難させて、学校の校庭に集めました。そして安全が確認できてから、自分たちが怖い体験をしたことを共有し、落ち着くためにゲームをしたりして過ごすよう子どもたちに伝えました。子どもたちはスクールバスで家に帰りました。
数日経ち、子どもたちは自分たちが体験した地震についてや、別の地震が発生した場合に何をすべきかについて話したくてたまらないようでした。彼らは、「また地震が来るのが怖い、もし別の地震が来たらどうしよう」と私に言いました。子どもたちは怖がっていて、答えを求めています。私と私の夫は子どもたちと話し、安心させるようにしています。私の自宅は被害もなく、友人たちも同様、私の日常は続きます。
しかし、ミャンマーの何千人もの子どもたちにとっては、話は別です。
【セーブ・ザ・チルドレン・ミャンマーとタイの現地スタッフからの報告より】
地震を経験して恐怖に怯えている子どもたちに何を伝えるべきかー。
ミャンマーとタイの親・養育者たちは今、このような問題に直面しています。
私の6歳と8歳の子どもたちは、3月28日に隣国ミャンマーをマグニチュード7.7の地震が襲ったとき、バンコクの学校にいました。非常に大きな地震で、震源地から620マイル(1,000 km)以上離れたタイの首都を揺るがしました。まるで荒波を航行する船の上に立っているような感覚で、自分がいる建物が揺れているのを感じました。
私の子どもたちは学校で何度も火災避難訓練をしたことがありましたが、地震避難訓練はしたことがありませんでした。私たちがここで暮らしてきた最近の記憶の中で、地震を経験するのは初めてのことでした。
教師たちはすぐに行動し、子どもたちを校舎から避難させて、学校の校庭に集めました。そして安全が確認できてから、自分たちが怖い体験をしたことを共有し、落ち着くためにゲームをしたりして過ごすよう子どもたちに伝えました。子どもたちはスクールバスで家に帰りました。
数日経ち、子どもたちは自分たちが体験した地震についてや、別の地震が発生した場合に何をすべきかについて話したくてたまらないようでした。彼らは、「また地震が来るのが怖い、もし別の地震が来たらどうしよう」と私に言いました。子どもたちは怖がっていて、答えを求めています。私と私の夫は子どもたちと話し、安心させるようにしています。私の自宅は被害もなく、友人たちも同様、私の日常は続きます。
しかし、ミャンマーの何千人もの子どもたちにとっては、話は別です。
地震で被害を受けたミャンマー・ヤンゴンの高速道路
ミャンマーのセーブ・ザ・チルドレンのスタッフであるゾー・テット(38歳)は、地震が発生したとき、高速道路を運転していました。彼はすぐに道路脇に車を停めなければなりませんでしたが、なんとか運転を再開することができました。
彼は、高速道路で数十台のバスが立ち往生しているのを目撃しました。多くは子どもが乗っているようでした。地震が起こったとき、子どもたちは何が起こっているのか理解できていないようでした。二度目の揺れが起こったとき、子どもたちは恐怖で叫び、泣きました。ショックで嘔吐する子どもさえいました。
1995年からミャンマーで活動しているセーブ・ザ・チルドレンとパートナー団体は、ミャンマーの被災地で、水、食料、医療サービスが緊急に必要とされている子どもたちとその家族に命を守るための支援を実施しています。また、セーブ・ザ・チルドレンは、1979年からタイで活動してきました。セーブ・ザ・チルドレン・タイは、教育、子どもの保護、生計支援および子どもの権利の推進の事業を通じて、差別と不平等の影響をもっとも強く受ける子どもたちを支援するために活動しています。
この地震により、ミャンマー全土で2,000人以上が犠牲になり、3,400人以上が負傷[1]したことが確認されており、その数は増え続けています。タイでは、少なくとも20人が犠牲になり、バンコク全域のいくつかの建物は、亀裂や大きな構造物の損壊がはっきりと見てとれるため、戻るのが安全ではないと見なされています。[2]
今、ミャンマーの子どもたちは避難所、食料、水を必要としています。しかし、長期的には、この災害から回復するために、子どもたちは自分たちが経験したこと、そして一部の人にとってはミャンマーの震災で荒廃した景色中で見たことを受け入れるためのこころのケアが必要になります。
こころのケアに携わるセーブ・ザ・チルドレンの専門家は、地震は自然現象であり、誰のせいでもないということを子どもに伝えるよう親や養育者にアドバイスしています。家族は、子どもたちに安全感を与えるために、次の大きな地震が発生した場合に備えて、緊急時の計画を立てておく必要があります。
地震発生時の追加のアドバイス:地震を感じた場合は地面に伏せて机やテーブルなどの頑丈なものの下に身を隠すこと、または屋外にいる場合は、建物、樹木、街灯、電線から離れた見晴らしのよいオープンなスペースが最も安全な場所であることが含まれます。
私の子どもたちは、毎晩私に非常用持ち出し袋が玄関脇に用意されているかどうか尋ねます。子どもたちが、非常時に何をしたらいいか、ということを理解し、少し安心して、準備ができていると感じていればよいと思います。
彼は、高速道路で数十台のバスが立ち往生しているのを目撃しました。多くは子どもが乗っているようでした。地震が起こったとき、子どもたちは何が起こっているのか理解できていないようでした。二度目の揺れが起こったとき、子どもたちは恐怖で叫び、泣きました。ショックで嘔吐する子どもさえいました。
1995年からミャンマーで活動しているセーブ・ザ・チルドレンとパートナー団体は、ミャンマーの被災地で、水、食料、医療サービスが緊急に必要とされている子どもたちとその家族に命を守るための支援を実施しています。また、セーブ・ザ・チルドレンは、1979年からタイで活動してきました。セーブ・ザ・チルドレン・タイは、教育、子どもの保護、生計支援および子どもの権利の推進の事業を通じて、差別と不平等の影響をもっとも強く受ける子どもたちを支援するために活動しています。
この地震により、ミャンマー全土で2,000人以上が犠牲になり、3,400人以上が負傷[1]したことが確認されており、その数は増え続けています。タイでは、少なくとも20人が犠牲になり、バンコク全域のいくつかの建物は、亀裂や大きな構造物の損壊がはっきりと見てとれるため、戻るのが安全ではないと見なされています。[2]
今、ミャンマーの子どもたちは避難所、食料、水を必要としています。しかし、長期的には、この災害から回復するために、子どもたちは自分たちが経験したこと、そして一部の人にとってはミャンマーの震災で荒廃した景色中で見たことを受け入れるためのこころのケアが必要になります。
こころのケアに携わるセーブ・ザ・チルドレンの専門家は、地震は自然現象であり、誰のせいでもないということを子どもに伝えるよう親や養育者にアドバイスしています。家族は、子どもたちに安全感を与えるために、次の大きな地震が発生した場合に備えて、緊急時の計画を立てておく必要があります。
地震発生時の追加のアドバイス:地震を感じた場合は地面に伏せて机やテーブルなどの頑丈なものの下に身を隠すこと、または屋外にいる場合は、建物、樹木、街灯、電線から離れた見晴らしのよいオープンなスペースが最も安全な場所であることが含まれます。
私の子どもたちは、毎晩私に非常用持ち出し袋が玄関脇に用意されているかどうか尋ねます。子どもたちが、非常時に何をしたらいいか、ということを理解し、少し安心して、準備ができていると感じていればよいと思います。
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ゾー・テットは、ミャンマーを拠点とするセーブ・ザ・チルドレンのスタッフです。エイミー・ルフェーヴルは、バンコクを拠点とするセーブ・ザ・チルドレンのメディアマネージャーです。彼女はタイに10年以上住んでいます。
【ご支援のお願い】
私たちのミャンマー・タイ大地震緊急子ども支援活動に、ご寄付をお願いします。https://bit.ly/4lf0Ois
ゾー・テットは、ミャンマーを拠点とするセーブ・ザ・チルドレンのスタッフです。エイミー・ルフェーヴルは、バンコクを拠点とするセーブ・ザ・チルドレンのメディアマネージャーです。彼女はタイに10年以上住んでいます。
【ご支援のお願い】
私たちのミャンマー・タイ大地震緊急子ども支援活動に、ご寄付をお願いします。https://bit.ly/4lf0Ois
【脚注など】
[1] https://reliefweb.int/report/myanmar/myanmar-earthquake-flash-update-2-31-march-2025
[2] https://www.reuters.com/business/environment/survivors-myanmar-quake-left-without-food-water-shelter-aid-groups-say-2025-04-01/
[1] https://reliefweb.int/report/myanmar/myanmar-earthquake-flash-update-2-31-march-2025
[2] https://www.reuters.com/business/environment/survivors-myanmar-quake-left-without-food-water-shelter-aid-groups-say-2025-04-01/