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日本/東日本大震災/コミュニティ・イニシアチブ
(公開日:2013.05.08)

夢実現プロジェクト〜伝統文化みらい広場実行委員会の夢づくり〜(2013.05.08)

 

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(以下、SCJ)は、ソニー株式会社と協働で、東日本大震災の被災地の子どもたちの支援のために設立した“RESTART JAPANファンド”の活動の一環として、様々な賛同企業とともに子どもたちの夢やチャレンジをサポートする“夢実現プロジェクト”を実施しています。
4月20日、夢実現プロジェクトの第二期採択団体「伝統文化みらい広場実行委員会」は支援の一部を活用し、よりよい組織をつくるための大人向けの研修を福島市内で行いました。


「伝統文化みらい広場実行委員会」は、子どもたちに日本の文化の素晴らしさに触れ、未来の担い手になってもらうことを願って作られました。
小学生から高校生までの日本舞踊をしている子どもたちを中心に、今まで多くの場所で日本舞踊を披露し、日本舞踊の素晴らしさを伝えてきた「里の子会」などが所属しています。


今回の研修では、法人格を持った団体をつくる準備のための研修を行いました。
法人格を持った団体となることで、団体の活動の幅を広げ、子どもたちの夢実現のためによりよい組織となっていくことを目指しています。
今回の研修では、大人たちが組織づくりの基本について研修を受けました。
今後、この組織づくりの研修には子どもたちにも参加してもらう予定です。


組織づくりの基本は「夢」を考え、皆で共有すること。
子どもたちの夢をかなえるためには、大人も夢を考え、共有し、具体的な組織の目標を考えていくことが大切です。
今の組織の良いところと課題を整理することで、夢の実現のために何が必要かがみえてきます。



夢をかなえるためには、協力者が必要です。
どのような協力者がいるのか、どんな人に協力して欲しいのか、大人同士、知恵を出し合って真剣に考えます。



お互いの夢や、夢を実現していくための課題などについてワークショップ形式で意見を出し合い、約3時間の研修はあっという間に終わりました。

研修終了後の参加者の方のアンケートでは「各々に感じている事を言葉にし、整理をする事で、目指す姿が見えてきた。」「組織の夢ときいた時、それは、子どもたちの夢であるから親が考えるのは違うと感じていたが、支える者が集まって話し合うことも重要とわかった。」等、研修を通じ、組織づくりの一歩を踏み出していただけた様子がうかがえました。
子どもたちの夢を実現するための組織づくりをするにはどうすればいいのか、今回の研修を通し、少しずつ具体的になってきました。続きはまた次回の研修で行います。

研修の最後には、子どもたちによる日本舞踊を披露していただきました。
披露していただいた日本舞踊は、今年2月に行われた「第21回にっぽんのおどり全国大会・新舞踊民踊大賞大会大賞」で中学生と小学生、ともに大賞を受賞した演舞でした。
素晴らしい演舞に、日本舞踊、そして子どもたちの才能、可能性の素晴らしさを実感しました。



夢実現プロジェクトでは、これからも子どもたちの夢を実現していくために、大人も子どもも一緒になって夢や組織づくりを考えていく取り組みを応援していきます。

(報告:東日本大震災復興支援事業部 奥山)


 

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