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日本/東日本大震災/コミュニティ・イニシアチブ
(公開日:2013.06.21)

フクシマ ススム ファンド『経験共有・学び合いフォーラム 2013』を開催しました!(2013.6.21)

 

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(以下、SCJ)は、サントリーホールディングス株式会社の支援により、東日本大震災復興支援の一環として福島県の子どもたちの支援を行うNPO団体を対象とした助成プロジェクトファンド「フクシマ ススム ファンド:福島子ども支援NPO助成プロジェクト」※を実施しています。


6月2-3日、フクシマ ススム ファンドの第一期採択団体同士の集まり、学び合いや経験共有を通じて、福島及び県外に避難した子どもを取り巻く環境がより良いものになるよう、『経験共有・学び合いフォーラム 2013』を郡山市内で行いました。今回は、より大きな効果を発揮するよう、SCJが実施する他のファンド事業で採択された福島の子どもを支援する団体も参加しました。

 
『福島の子ども支援』という共通のテーマのもとに、福島県内外から合計23団体35名が集結しました。現場の最前線で子どもたちのサポートに取り組む団体の方々が、この2日間だけは立ち止まって、自分たちの原点を振り返り、福島の子どもを支援する一つのチームとして力を掛け算できるよう、地域を超えた連携の模索や、知見の共有を図りました。


2日間のファシリテーターは、特定非営利活動法人場とつながりラボhome’s vi代表理事の嘉村賢州氏です。参加者自身がつながる場づくりをサポートし、参加者自らが課題を出し合い、アイデアを出していくことを後ろから後押しします。


1日目は、お互いを深く知りあうための時間が設けられました。
アイスブレイクの後は、個々人の活動の原点を探る一対一のインタビューを行いました。なぜ、その活動を行っているのか、活動に至る背景、数年後にどのようになっていたいのかを、各人30分かけて振り返りました。


その後は、メンバーの組み合わせを変えながら、4〜5人単位の小グループで話し合いを続けるワールド・カフェ形式で、これまでの活動について話し合いました。子ども達の状況や、団体をより良くする工夫などが次々と議論されました。


また、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンからは子どもの保護スペシャリストである森職員が、子どもの権利に関する基本的な理解を図るためのレクチャーを行い、子どもの権利の視点に立った中で自分たちの団体でできることなどを参加同士で話し合いました。


2日目のメインは、「分科会」です。今回の分科会では、テーマをこちらからは設定せず、参加者から話したいテーマを挙げてもらい、この指とまれ方式で、グループを作りました。20人を超える大グループから、4人の小グル―プまで様々な分科会が展開されました。テーマは、今回の参加団体同士の協働プランや、大学生ボランティアの取り込み方法などがあげられました。


あわせて、福島の子どもを持続的に支援していくためには、支援団体自身の組織運営を強化することが必要です。NPOコンサルタントの河合氏から、組織診断ワークショップを行い、自団体の方針、チームづくりなど組織の状態を振り返ることができました。


福島の子どもの幸せを切に願う人々が、連携して、より良い支援を行っていくことができるよう、これからも「フクシマ ススム ファンド」は現地の団体の応援をしていきます。


※ 『フクシマ ススム ファンド 福島子ども支援NPO助成プロジェクト』とは
東日本大震災で大きな被害が発生した福島県、及び福島県の県外避難者が居住している都道府県において、0歳〜18歳までの子ども(妊産婦を含む)を支援している非営利組織を対象に、支援金の助成を通じて、子どもの成長環境の改善などを目指しています。今年度は第一期の事業期間で、15団体が活動を実施しています。詳しくはhttp://www.fukushima-susumu.jp/


(報告: 東日本大震災復興支援事業部 川原)

 


 

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