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日本/東日本大震災/コミュニティ・イニシアチブ
(公開日:2011.10.13)

スポーツ・文化活動の支援で、子どもたちに夢を!(2011.10.13)

 


9月23日(祝)、二つのイベントがありました。
岩手県釜石市の少年野球チーム、日向(ひかた)ライナーズスポーツ少年団の野球場でグランド開きが行われました。当日は、釜石市内の野球少年団8団体が集まって交流試合も開催されました。




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今回の震災で、日向ライナーズのグランドにも津波が襲い、ネットや備品のすべてが流されて練習の場を奪われましたが、子どもたちに野球を続けさせてあげたい、という父兄の熱意もあって2週間後には高校のグランドを借りて練習が再開されました。その後も、地域や全国から集まったボランティアの皆さんの手によって、グランドに打ち上げられたがれきを撤去するなどして、グランドが整備されていきました。震災から半年以上が過ぎて、ようやく、これまで通り自分たちのグランドで野球ができるようになりました。セーブ・ザ・チルドレンはネットの新設等グランドの整備と、ウォルマート・ストアーズ・インクのご支援によって津波で流されてしまったバット&ヘルメットスタンドやホームを作るためのライン引きやなどの野球備品の購入をサポートさせていただきました。


hikata3.JPGのサムネール画像                ウォルマートのご支援により購入した新しいバット&ヘルメットスタンドとライン引き


「新しい備品が届いて子どもたちはとても喜んでいます。バット&ヘルメットスタンドはグランドを使用する他のチームにも使ってもらっています。今回の支援で少しずつ備品が揃い始めて大変助かっています。何よりも、子どもたちが以前のように野球ができることを一番喜んでいます。ただ、まだライトが使えないのです。最近は早く日が落ちるから遅くまで練習できなくて」と浦島監督は語ってくれました。 日向ライナーズのみなさんと。
日向ライナーズのキャプテン(6年生)は「グランドを整備してくれた人や物資をくれた人、このグランド開きを再開できるようにしてくれたすべての人に感謝しながら精いっぱいプレーすることを誓います」と選手宣誓してくれました。
開会式に立ち会って、野球の練習や試合ができる喜びでいっぱいの子どもたちに触れて、
子どもたちの夢を育む、スポーツ・文化活動の支援の重要さを改めて実感しました。hikata5.JPG 支柱やネットは整備したものの、照明はまだ使えません。 


午後は、花巻市東和町にある田瀬湖を訪ねました。

ここでは、山田高校ボート部と国体選抜選手の強化合宿が行われていました。

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山田高校ボート部は、3月11日震災で山田湾が津波にのまれ壊滅、従来の練習が全くできず、花巻市内の練習場まで合宿練習に通っています。
これまでに岩手県内で有数なボート選手を輩出している名門ボート部の鎌野監督は話してくれました。「震災前、山田高校はボートを20隻持っていましたが、津波ですべて流されてしまいました。たった1隻が残り、それを修理して使っています。練習場も失い、震災後は練習量は以前の半分以下に減ってしまいました。山田高校のボート部は部員19名のうち12名が仮設住宅で生活しています。周辺にはスーパーもなく、仮設住宅に住む子どもたちが満足な食事ができているのか栄養面も懸念されます。みなさんに支援していただき、こうして練習ができていますが、今はマイクロバスが欲しいです。マイクロバスがあれば自分が運転して部員たちを練習や遠征にどこでも連れて行ってあげられるのに。」従前のマイクロバスは津波の被害で故障してしまい修理が必要です




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「とにかく毎日練習したいです!陸上でトレーニングはできるけれど、ボートはやはり水の上で練習しないと。震災以降満足に練習ができず、6月のインターハイではあまり良い結果が残せませんでした。一日も早く山田湾が復旧されて、以前のように練習できるようになってほしいです。」2年生で部長の菅原さんは言います。
日が落ちて、湖面に冷たい風が吹き出しても、部員のみなさんはボートをこぎ続けていました。ボートは肉体的にも精神的にもとてもハードな競技です。私たちのサポートがそのどちらかでも少しの助けになれば、と思いました。


yamada4.JPGセーブ・ザ・チルドレンは、山田高校ボート部の練習合宿等の費用をウォルマートからの援助により支援しています。練習後、ボート部員の皆さんにウォルマートからご提供いただいたのトート―バッグをお手渡ししました。「わ?!ありがとうございます」「早速明日から使います!」と部員に笑顔があふれたひと時でした。yamada5.JPG

























 




















 

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