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ガザ
(公開日:2026.04.24)

ガザ地区で活動するスタッフの証言:「最悪の悪夢を経験した場所に住み続けながら、前に進むことはできません。」

 
シュルーク(31歳)は、ガザ地区で働くセーブ・ザ・チルドレンのスタッフです。シュルークは戦争が始まった最初の週に夫を失いました。シュルークは、カルメル*(3歳)とともに戦争中に何度も避難を余儀なくされてきました。彼女のレポートをご紹介します。

ガザ地区で活動するシュルーク

停戦合意が発効してから6ヶ月が経った今も、私たちは灰色の街に暮らしています。建物も、通りも、顔に付く埃も、すべてが灰色です。その灰色は、私たちの気持ちや未来までも覆っています。

誰しも、最悪の悪夢を経験した場所に住み続けながら、前に進んだり、こころの傷を癒したりすることはできません。爆撃の激しさは以前より弱まったとはいえ、迅速な復興が合意されているにもかかわらず、数ヶ月経っても何も変わっていない場所です。毎日出勤する途中、私は破壊された自宅の前を通ります。

私たちの家は広い最上階のアパートでした。その建物が壊されているのを見るたびに、新婚の私たちがモダンなこの家を設計するために費やした時間とお金を思い出します。

中でも一番つらいのは娘の部屋です。真新しく、ピンク、黄色、紫のおもちゃや装飾でいっぱいでした。娘が成長していくすべての段階に寄り添えるようにと考えて作った部屋でしたが、娘は一度もその部屋で眠ることはありませんでした。

生後11ヶ月で父親を失った小さな子どもに、「あなたにはかつて父親がいて、家があり、ピンクや黄色、紫に彩られた自分の部屋があった」と、どう説明すればいいのでしょうか。

停戦から6ヶ月が経った今も、私は祖国にいながら「家にいる」と感じることができません。親戚のもとで避難生活を送るよそ者のように感じています。私と娘はプライバシーを失いました。

現実には、私たちは戦争と平和の狭間で生きているように感じています。明るい未来への道があると示してくれるような変化が、現場では何も起きていないからです。今でも爆撃の音は聞こえます。最近では、娘と一緒にいた場所からわずか1本しか離れていない通りで攻撃がありました。確かに、以前は手に入らなかったものが、今は少し手に入るようにはなりました。しかし、ここでは何一つ苦労なしに得られるものはありません。

数日前、私はなんとか冷蔵庫を買うことができましたが、電気はまだありません。冷蔵庫を見つけるのは非常に困難でした。価格が法外に高いこと、そして電子機器のガザ地区への搬入制限があるためです。それでも、冷蔵庫を手に入れられたことは、人生の大きな節目を達成したように感じました。
戦争の中で人生のほとんどを過ごしてきた私の娘は、それをクローゼットだと思っていました。

卵を探す日々
戦争の間、爆撃の音や揺れ、空腹や恐怖、テントでの生活から娘を守れなかったことに、私はずっと罪悪感を抱えてきました。戦争中は女子用の服が手に入らず、娘はほとんどの期間、男子の服を着ていましたが、1ヶ月前にようやく服を買えたとき、私は小さな勝利を感じました。
娘と一緒に服を買いに行ったとき、私は自分自身も子どもに戻ったかのように感じました。

また、娘の人形を持つという夢も叶えることができました。停戦が発表されて以来、おもちゃがガザに入ってきたという話は聞いたことがなく、おもちゃを探すのはとても大変でした。

市場には以前より多くの食料が出回るようになりましたが、価格は依然として非常に高く、供給も不安定です。私は卵を見つけるのに苦労しています。毎日、卵を探しています。

蛇口からそのままお湯が出るシャワー、そんな当たり前のことが恋しいです。こうした基本的な生活を送るためにも、私たちは大きな努力を強いられています。娘をお風呂に入れるためには、調理用ガスなどを使って水を温めなければなりませんが、そのガスを手に入れることも難しいのです。

戦争前、私たちはほぼ18年間、生活を制限し息苦しさをもたらす封鎖のもとで暮らしていました。それは一人の子どもの成長期に匹敵する長さです。国連はそれを「世界最大の野外刑務所」と呼びました。当時から、生きることは非常に難しいことでしたが、当時は温かいシャワーのような基本的なことを当たり前に思っていたのかもしれません。今では、以前からあった困難の中に、更に困難が重なっているように感じます。次々と困難が箱から現れるような感覚です。

戦前の生活と今を比べるのをやめ、前に進もうと自分に言い聞かせることもありますが、それはできません。


ガザに入る支援や物資を増やし、原則に基づいた復興を一刻も早く開始しなければなりません。私と娘、そしてすべての人々にとって、より良い未来への道が本当にあるのだと示してくれるような改善を、ここで目にしたいと願っています。

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【脚注など】
*プライバシー保護のため名前は変更されています











 

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