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インドネシア
(公開日:2015.03.16)

【交通安全】2月の活動ハイライト(2015.03.16)

 
2月は、事業の進捗や成果を測るための起点となる、事業開始時の現状を把握するための調査を実施しました。主に生徒、保護者、教師の現在の交通安全知識がどれだけのものかを測るものです。

この調査は、生徒、教師、保護者に対するアンケートと、校長や関係者に対するフォーカス・グループ・ディスカッションの手法(特定のテーマに関して参加者が意見を交わしながら議論をする手法)を用いて行われました。アンケートの対象者は、対象校30校のうちサンプル校15校における小学4年生(男子51人、女子51人)、中学2年生(男子150人、女子150人)、教師30人、保護者392人です。アンケートには、生徒の交通安全に関する知識を問う質問や、通学時などを含めた日常の行動を問う質問などが含まれています。取得したデータは現在分析中で、3月には調査結果をまとめたレポートを作成する予定です。事業終了時にも同じ調査を行い、事業の成果がどれだけ上がったかを評価します。


↑生徒にアンケートの聞き取りを行うスタッフ


↑教師に対するアンケートの聞き取り

また2月には、学校やコミュニティで実施していく交通安全教育の中で使用する各種教材を作成するために、現地コンサルタントを雇用しました。このコンサルタントのサポートを得ながら、3月上旬には既存の交通安全教育の教材の洗い出しを行い、3月中旬から下旬にかけて、本事業で使用する交通安全教育教材を作成していく予定です。4月からは、その教材をもとに、教師に対する交通安全指導者研修を開始していきます。

更に、各学校におけるインフラ改善計画の立案のため、セーブ・ザ・チルドレンがこれまでに開催してきたワークショップに参加できなかった学校にスタッフが訪問し、フォローしました。これらの学校は、学校周辺インフラの改善のためにどのように地方政府と協力していくべきかがわからないなどの問題を抱えていたため、セーブ・ザ・チルドレンが間に入って、地方政府と学校側のコミュニケーションを円滑に進めるための調整を行いました。3月末までには、各校から学校インフラ改善計画が提出される予定です。

次回は交通安全教材と、キャンペーンに関してもお伝えしていきます。来月もお楽しみに。

(インドネシア担当:清水 梢)


 

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