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インドネシア
(公開日:2018.10.09)

【インドネシア・スラウェシ島】地震・津波により甚大な被害を受けた地域へさらなる緊急支援(2018.10.7)

 
2018年10月7日、セーブ・ザ・チルドレンは、パートナー団体(Yayasan Sayangi Tunas Cilik:YSTC)を通じて、地震と津波で大きな被害を受けたインドネシア・スラウェシ島に暮らす数百家族へ衛生用品キットやシェルターキット、水の支援を行いました。これまでに衛生用品500セット以上を被災した家族へ届けたほか、今後数週間にわたり、毎日支援物資の配布を予定しています。くわえて、家族が生活再建に向けた情報提供を受けている間、子どもたちが心理社会的支援を受けたり、安心・安全に過ごすことができる空間「こどもひろば」3ヶ所の開設を進めています。


さらに、セーブ・ザ・チルドレンとパートナー団体YSTCは、家族と離ればなれになった親や子どもたちが行方不明者の情報を申請することができる登録センターを開設しています。家族と離ればなれになった子どもたちは、家族を探している間、安全が確保されたシェルターで避難生活を送ります。パートナー団体代表セリーナ・サムバン(Selina Sumbung)は、多くの人々が自宅を失った状況と、そうした状況が子どもたちに及ぼす影響に特に懸念を示しながら、次のように述べます。

「支援物資を運ぶだけでも、大きな困難をともなう緊急人道支援ですが、支援物資は被災地に届いており、現状が大幅に改善されています。 被災地で、私たちのチームは、膨大なニーズに対応するために24時間体制で支援活動にあたっています。

インドネシア人として、私は、たくさんの自然災害を経験してきましたが、今回は、過去10年以上で最悪の災害です。 パル市の壊滅的な状況とそうした状況が子どもたちに及ぼす影響を把握するのは容易なことではありません。海辺のそばにあった建物は破壊され、ボートは道路の真ん中に横たわり、壁の近くで車体はねじれています。人々は、瓦礫に囲まれたビニールシートの下で避難生活を送っています。子どもたちにとっては恐ろしい状況で、多くの子どもたちは、心的苦痛や心的外傷(トラウマ)の兆候をみせています。

私たちは、パル市からスラウェシ島の他の地域へボートを使って避難する人々の話が、次から次へと耳に入ってきます。自宅をなくした人々は、必死の思いで避難場所を探しているのです。私たちの子ども保護チームは、大人を伴わず子どもたちだけで、ポソ(Poso)やマカッサル(Makassar)といった港湾都市に到着した多くの事例を確認しており、そうした子どもたちは搾取や虐待にあう危険に晒されます」

セーブ・ザ・チルドレンはパートナー団体YSTCを通じて、インドネシア政府や他の支援組織とともに、現地で支援活動を行っています。パートナー団体YSTCは、復興が進む中で、脆弱な立場にある子どもたちのニーズが反映され、そして、子どもたちがさらに傷つくことがなく保護されるよう活動を強化していきます。今後も、物資の配布のほか、仮設トイレの設置や保健医療の専門家の派遣も予定しています。


セーブ・ザ・チルドレンの緊急支援活動には、こちらから協力いただけます。
<ご寄付の受付先>
口座名:いのち・みらい貯金箱
口座番号:00190-8-791030
※ 振込手数料はご負担をお願いしております。
※ 領収証ご希望の方は、振込用紙通信欄にその旨ご記入ください。
クレジットカードによるご寄付はホームページから
http://www.savechildren.or.jp/lp/childemergencyfund/

*「いのち・みらい貯金箱」への寄付は、世界各地の自然災害や人道危機発生時に、セーブ・ザ・チルドレンが迅速に子ども支援活動を実施するために活用されます。


 

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