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インドネシア
(公開日:2010.03.15)

スマトラ沖地震〜学校に手洗い場を設置しています(10.03.15)

 

地震発生からまもなく6か月、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)では、皆様からのご寄付とジャパン・プラットフォームの助成により、被災した小学校60校において、手洗い場の設置と子どもたちへの衛生教育を実施しています。
 
先月は先生たちに対して、子どもたちにどのように衛生の大切さ(特に石鹸を使った正しい手洗いの仕方など)を伝えたらよいかについて研修を実施しました。現在は、その研修に参加した先生たちが、自分の学校で実際に生徒たちに指導を行っています。小学校に手洗い場を設置した初日、スンガイ・グリンゲン第19小学校のムルニアティ先生は、「これまでは、手を洗う、というと子どもたちはたいてい、水だけでささっと簡単に洗うことしかせず、私たちもどう教えていいかわからなかった」と、本事業の必要性を話してくれました。


衛生教育を受けた生徒たち.jpg
教員研修を受けた先生から衛生について学んだ子どもたち



手洗い場4.jpgのサムネール画像

「楽しい」「面白い」と、まるで遊びの一環のように歌いながら、友達とはしゃいで手を洗ってくれました。

地震後の感染症のリスクを軽減するために今回私たちが設置したのは、ポータブルの簡易な手洗い場です。緊急支援の一環のため一時的な設備となっていますが、大切なのは今後もこの「石鹸で正しく手を洗う」という習慣を子どもたちが継続することです。現在私たちは、今後校舎が修復・再建されたときにも、きちんとした手洗い場が設置され、この習慣が継続されるよう、教育省など政府関係者に協力を要請しています。

 本事業は3月末で終了する予定ですが、最後まで現地の子どもたちと一緒にがんばっていきたいと思います。皆様の暖かい応援、どうぞ宜しくお願いいたします。


(報告: 現地駐在 古田ちあき)






 

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