インドネシア(公開日:2005.06.02)
スマトラ沖地震現地レポート(2005.06.02)
【スマトラ沖地震・インド洋津波】
最大の被災地アチェの子どもたちはがんばっています
日本人スタッフがアチェに入り、被災地の子どもたちに会い、セーブ・ザ・チルドレン(SC)の支援活動を見てきました。アチェの子どもたちとその周囲の人々の様子を報告します。
最大の被災地アチェの子どもたちはがんばっています
日本人スタッフがアチェに入り、被災地の子どもたちに会い、セーブ・ザ・チルドレン(SC)の支援活動を見てきました。アチェの子どもたちとその周囲の人々の様子を報告します。
「今回、アチェに行って、人々の優しさ、笑顔、力強さ、に心打たれました。そして、何よりも子どもたちの笑顔が素晴らしい! すべて?家
族や住居、安心した生活?を失った子どもたちが、それでも夢を忘れずに前向きにがばっている様子にかえってこちらが勇気付けられました。被災した子どもた
ちが希望を持ち続けられるよう、セーブ・ザ・チルドレンは今後も支援活動を継続していきます。 今後ともセーブ・ザ・チルドレンの活動を支えていただけま
すようお願いいたします。」(広報担当:葉山久美子)
【家族再会支援プログラム】
災害後数ヶ月経っても、まだまだ
家族探しは続いています。アチェのSC事務所には、子どもの写真と名前のリストが貼り出され、実際、子どもを捜している親や家族がリストを熱心に見ていた
り、スタッフに相談していたりする現場を毎日目にしました。アチェにいたほんの数日間でも子どもの写真が何枚かブランクになっていき、子どもたちが再会を果たしていっていました。
![(左)家族と離ればなれになった子どものリストを見ながらスタッフと相談する人々。(右)日本人スタッフが滞在していた数日間でも写真がブランクになっていっていた。(家族と再会を果たした子どもはリストから削除される)](http://www.savechildren.or.jp/sc_activity/contents-images/indonesia_0506022_01.jpg)
ニア・アリフ キャンプ(Nyah Arrif Camp):バンダアチェ市内の避難民キャンプ。3つのコミュニティーから200人がテント住まいしています。
SC
は、ここにコミュニティーキッチンと併設する子どもたちが安心して食べたり遊んだりできる場所を建設した。子どもたちの栄養プログラムとして一日一回この
場所で2歳から15歳までの子どもたちに食事を提供します。メニューはSCの栄養専門家がキャンプの女性と協力して作り、毎日違うものになっています。調
理はキャンプの女性がCFWとして行います。栄養プログラム、チャイルド・プロテクション・プログラム、生活支援プログラムがうまく組み合わさった活動に
なっています。子どもたちは、食事の前に手を洗うことなどの衛生について教えられ、お祈りをします。
私たちが訪問した時は、食事前に歓迎の歌を歌ってくれました。子どもたちが一緒になって和気あいあいと食事を楽しんでいて、子どもたちの笑顔を見ると、このような時間が子どもにとってはとても大切なのだということが伝わってきます。
![ニア・アリフ キャンプの子どもたち](http://www.savechildren.or.jp/sc_activity/contents-images/indonesia_0506022_02.jpg)
![(左)ハヤトン・ルプス(Hayaton Lupus)、10歳。4人の姉妹を津波で亡くしています。(中)イェニ(Yeni)、12歳。学校が再開されてすぐに学校に戻りました。好きな授業は美術で、特に絵の具で絵を描くことが大好きです。日本にとても興味があり、いつか日本に行きたい、と語ってくれました。(右)ヤフルール(Yahfrul)、2歳。キャンプで最年少の子どもの1人。](http://www.savechildren.or.jp/sc_activity/contents-images/indonesia_0506022_03.jpg)
族や住居、安心した生活?を失った子どもたちが、それでも夢を忘れずに前向きにがばっている様子にかえってこちらが勇気付けられました。被災した子どもた
ちが希望を持ち続けられるよう、セーブ・ザ・チルドレンは今後も支援活動を継続していきます。 今後ともセーブ・ザ・チルドレンの活動を支えていただけま
すようお願いいたします。」(広報担当:葉山久美子)
【家族再会支援プログラム】
災害後数ヶ月経っても、まだまだ
家族探しは続いています。アチェのSC事務所には、子どもの写真と名前のリストが貼り出され、実際、子どもを捜している親や家族がリストを熱心に見ていた
り、スタッフに相談していたりする現場を毎日目にしました。アチェにいたほんの数日間でも子どもの写真が何枚かブランクになっていき、子どもたちが再会を果たしていっていました。
![(左)家族と離ればなれになった子どものリストを見ながらスタッフと相談する人々。(右)日本人スタッフが滞在していた数日間でも写真がブランクになっていっていた。(家族と再会を果たした子どもはリストから削除される)](http://www.savechildren.or.jp/sc_activity/contents-images/indonesia_0506022_01.jpg)
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ニア・アリフ キャンプ(Nyah Arrif Camp):バンダアチェ市内の避難民キャンプ。3つのコミュニティーから200人がテント住まいしています。
SC
は、ここにコミュニティーキッチンと併設する子どもたちが安心して食べたり遊んだりできる場所を建設した。子どもたちの栄養プログラムとして一日一回この
場所で2歳から15歳までの子どもたちに食事を提供します。メニューはSCの栄養専門家がキャンプの女性と協力して作り、毎日違うものになっています。調
理はキャンプの女性がCFWとして行います。栄養プログラム、チャイルド・プロテクション・プログラム、生活支援プログラムがうまく組み合わさった活動に
なっています。子どもたちは、食事の前に手を洗うことなどの衛生について教えられ、お祈りをします。
私たちが訪問した時は、食事前に歓迎の歌を歌ってくれました。子どもたちが一緒になって和気あいあいと食事を楽しんでいて、子どもたちの笑顔を見ると、このような時間が子どもにとってはとても大切なのだということが伝わってきます。
![ニア・アリフ キャンプの子どもたち](http://www.savechildren.or.jp/sc_activity/contents-images/indonesia_0506022_02.jpg)
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![(左)ハヤトン・ルプス(Hayaton Lupus)、10歳。4人の姉妹を津波で亡くしています。(中)イェニ(Yeni)、12歳。学校が再開されてすぐに学校に戻りました。好きな授業は美術で、特に絵の具で絵を描くことが大好きです。日本にとても興味があり、いつか日本に行きたい、と語ってくれました。(右)ヤフルール(Yahfrul)、2歳。キャンプで最年少の子どもの1人。](http://www.savechildren.or.jp/sc_activity/contents-images/indonesia_0506022_03.jpg)