バングラデシュ(公開日:2021.01.18)
ロヒンギャ難民キャンプで大規模な火災発生−数百件の家屋に壊滅的な被害
現地時間1月14日(木)に、バングラデシュ南東部・コックスバザール南部にあるロヒンギャ難民キャンプで火災が発生し、少なくとも500軒の家屋が焼失しました。
セーブ・ザ・チルドレンのバングラデシュ事務所代表オンノ・ファン・マネンは次の通り話します。
「何年にもわたって言いようのない苦難に耐えてきたロヒンギャの人たちにとって、今回の火災は、さらなる壊滅的な打撃です。
2017年以降、大勢のロヒンギャの人たちは、想像を絶する暴力から逃れるために国境を越え、故郷からの避難を余儀なくされました。そして、大勢の人が限られた範囲の土地に密集して暮らす難民キャンプには、100万人以上のロヒンギャの人たちが避難生活をしており、その半数は子どもたちです。
大規模な火災は、多くの家族から住む場所と尊厳を奪いました。また、この火災は難民キャンプに暮らす子どもたちに移動の自由がほとんどなく、教育の機会も十分になく、また、貧困、児童婚や虐待などのさまざまな暴力のリスクに直面していることを、改めて浮き彫りにしました。
率直に言って、さまざまな人道支援組織の絶え間ない努力にもかかわらず、難民キャンプは子どもたちが成長する場所としてふさわしい場所とは言えません。このことこそが、国際社会がロヒンギャの人たちの非常に苦しい状況に対して、永続的かつ恒久的な解決策を見出さなければならない理由です。
さらに、国際社会はこの危機に対する人道支援に十分な資金を拠出しなければなりません。十分な活動資金がなければ、ロヒンギャの人たちに必要不可欠な緊急支援を届けることが困難になります。」
セーブ・ザ・チルドレンのバングラデシュ事務所代表オンノ・ファン・マネンは次の通り話します。
「何年にもわたって言いようのない苦難に耐えてきたロヒンギャの人たちにとって、今回の火災は、さらなる壊滅的な打撃です。
2017年以降、大勢のロヒンギャの人たちは、想像を絶する暴力から逃れるために国境を越え、故郷からの避難を余儀なくされました。そして、大勢の人が限られた範囲の土地に密集して暮らす難民キャンプには、100万人以上のロヒンギャの人たちが避難生活をしており、その半数は子どもたちです。
大規模な火災は、多くの家族から住む場所と尊厳を奪いました。また、この火災は難民キャンプに暮らす子どもたちに移動の自由がほとんどなく、教育の機会も十分になく、また、貧困、児童婚や虐待などのさまざまな暴力のリスクに直面していることを、改めて浮き彫りにしました。
率直に言って、さまざまな人道支援組織の絶え間ない努力にもかかわらず、難民キャンプは子どもたちが成長する場所としてふさわしい場所とは言えません。このことこそが、国際社会がロヒンギャの人たちの非常に苦しい状況に対して、永続的かつ恒久的な解決策を見出さなければならない理由です。
さらに、国際社会はこの危機に対する人道支援に十分な資金を拠出しなければなりません。十分な活動資金がなければ、ロヒンギャの人たちに必要不可欠な緊急支援を届けることが困難になります。」