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在バングラデシュ特命全権大使による支援 事業地訪問

バングラデシュ
(公開日:2024.11.01)

【バングラデシュ】
在バングラデシュ特命全権大使による支援 事業地訪問

 
2024年10月21日に、在バングラデシュ日本国 岩間公典特命全権大使が、セーブ・ザ・チルドレンが活動する事業地を訪問しました。


子どもたちと植樹をする大使の様子

セーブ・ザ・チルドレンは、バングラデシュのコックスバザール県で、ロヒンギャ難民を対象とした事業と、難民を受け入れている地域(ホストコミュニティ)に住んでいるバングラデシュの人たちを対象とした支援事業を実施しています。

ホストコミュニティでは、暴力や搾取などの問題に直面する子どもたちに対する支援事業(子どもの保護の支援)を外務省の支援により行ってきました。
この事業は、地域および行政における子どもの保護に関する課題に対応する仕組み・能力を強化し、子どもたちが必要な支援を受けられる体制を整備することを目的に、2021年3月から2024年5月にかけて実施しました。
事業概要ロヒンギャ難民支援に関してはこちらのブログをご参照ください。)



 地域子どもの保護委員会と意見交換をする大使の様子(左から二番目が大使)

今回、大使は事業を通じて設立を支援したコミュニティセンターを訪問し、地域子どもグループと地域子どもの保護委員会の活動を視察しました。訪問中に直接、地域の子どもや人々が抱えている子どもの保護の課題、子どもグループや委員会の活動などについて話し合いました。また、活動の成果として、事業実施の3年間で児童婚8件と児童労働32件を止めたこと、そして43人の子どもたちが再度教育に戻れるようになったことなどが発表されました。
地域子どもグループ地域子どもの保護委員会の活動についてはこちらのブログをご参照ください。)
  

地域子どもグループの活動を紹介している様子

大使が子どもグループのメンバーに「子どもの保護に取り組む理由」を尋ねると、一人の女の子が「私たちの地域のすべての子どもの幸福が守られることで、私たちの未来も安全で明るいものになるからです」と答えました。
大使は彼らの功績に感謝の意を示し、「明るい未来を築くために、私たち皆が協力していかなければなりません。日本政府は、この重要な活動を引き続き支援していきます。」と述べました。




外務省の支援による事業は2024年5月に終了しましたが、事業で形成した子どもの保護の仕組みのさらなる強化と定着を目指して、現在も皆様からのご寄付とソニーグループ株式会社が設立した「新型コロナウイルス・ソニーグローバル支援基金」のご支援により支援を継続しています。バングラデシュでは、頻発する大規模火災やサイクロン、突然の政変など、今日も子どもたちの目の前には厳しい状況が立ちはだかっています。子どもを含む地域の人々が中心となって子どもたちを守ることができるように、セーブ・ザ・チルドレンでは今後もバングラデシュの支援を続けていきます。


本事業の活動は、皆様からのご寄付と、外務省、ソニーグループ株式会社のご支援により実施しています。


(海外事業部バングラデシュ駐在員 田部井梢)

 

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