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バングラデシュ
(公開日:2018.07.05)

バングラデシュに避難するロヒンギャ難民の子どもたち4人に3人が学校に通えず

 
バングラデシュ南東部コックスバザールでは、およそ90万人のロヒンギャ難民が避難生活を送っています。バングラデシュに避難する7割以上の学齢期のロヒンギャの子どもたちが、学校に通うことができておらず、その多くは、2017年8月25日に、ミャンマー西部ラカイン州北部で起こった暴力や人権侵害から逃れてきました。


アイシャさん(12歳、写真中央)。セーブ・ザ・チルドレンの学習センターに通っています。好きな教科は英語で、ここで新しい友達を作ることができるのでセンターが大好きだといいます。

現在、コックスバザールでは32万7,000人以上のロヒンギャの子どもたちが学校に通えていません。読み書きといった基礎的な能力を身に着けることは、子どもたちやその家族がより良い将来を築く一助となりますが、こうした権利を侵害されています。これは一つの世代の子どもたちの未来を厳しいものにしてしまいます。

教育は、贅沢なものではなく、生きていくために無くてはならないものです。さらに、子どもたちに希望と機会をもたらすと同時に、日常生活に近い環境を提供することで、暴力や避難を強いられたことによる心理社会的な影響を軽減する助けとなります。

難民キャンプで、非公式の学習の機会を得ている子どもたちもいますが、大半の子どもたちは、1日2時間ほどのクラスしか受けることができず、また、自分の学年よりも下の内容を学んでいることも多く、ロヒンギャの子どもたちが遅れを取り戻すためには質の高い教育が必要です。

セーブ・ザ・チルドレンは、バングラデシュ政府の支援を受け、コックスバザールにある難民キャンプで、子どもたちの学習と健やかな成長(wellbeing)を支援するために約100ヶ所の学習センターを運営しています。

 

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