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バングラデシュ
(公開日:2021.12.02)

【バングラデシュ】在バングラデシュ大使による事業地訪問

 
2021年10月31日に、在バングラデシュ日本国大使館特命全権伊藤直樹大使が、セーブ・ザ・チルドレンが活動する事業地を訪問しました。


ロヒンギャ難民キャンプ視察の様子(左から2番目が大使)

セーブ・ザ・チルドレンは、バングラデシュのロヒンギャ難民キャンプで、難民を対象とした事業と、ホストコミュニティでバングラデシュの人たちを対象とした事業を実施しています。

ロヒンギャ難民キャンプでは、2021年3月に大規模な火災が発生したため、被災者に対する支援事業を行いました。

事業では、シェルター(簡易的な住居)の設置や、衣服セットの配布、子どもに対する心理社会的支援やケースマネジメント(子どもが抱える問題への個別支援)を実施しました。

今回の訪問で、大使は、被災世帯に提供し設置したシェルターを視察しました。また、火災にあった恐怖から夜眠れなくなるなど、精神的苦痛を抱える子どもたちに対するワークショップも実施しており、その様子も視察しました。


セーブ・ザ・チルドレンのスタッフと話している様子

バングラデシュ人を対象としたホストコミュニティにおける事業では、暴力や搾取などの問題に直面する子どもたちに対する支援を行っています。

この事業は、地域および行政の子どもの保護に関する課題に対応する仕組み・能力を強化し、子どもたちが必要な支援を受けられる体制を整備することを目的に、2021年3月より開始しました。

今回、事業を通じて支援している子どもグループの活動を視察した大使は、訪問中に直接、子どもたちが抱える問題や将来の夢などについて話し合いました。

セーブ・ザ・チルドレンの事業地視察後、大使は、難民キャンプにおける火災被災者支援事業に関して次のようにコメントを寄せました。
「セーブ・ザ・チルドレンの事業地は、とても素晴らしかったです。この地域は、火災という非常に悲劇的なできごとを経験しました。しかし、視察を経て、セーブ・ザ・チルドレンがさまざまなドナー(支援者)からの資金提供を受けて、素晴らしい活動をしてきたことを感じることができ、非常に感銘を受けました。火災発生からわずか半年足らずの間に、「Build Back Better(より良い復興)」の実現に向けて活動している明確な事例だと言えるでしょう。本当に素晴らしい仕事をしています。本当にありがとうございました。日本政府はジャパンプラットフォームを通じて支援を行っていますが、この素晴らしいプロジェクトに参加している日本のNGOの方々にも感謝しています。そして、日本は今後もセーブ・ザ・チルドレンのプロジェクトを支援していきます。」

バングラデシュでの活動は、皆様からのご寄付と、外務省、ジャパンプラットフォームのご支援により実施しています。

(海外事業部ロヒンギャ難民支援担当 加藤笙子)

 

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