トップページ > スタッフブログ > バングラデシュ > 【ロヒンギャ難民支援】子どもたちとの衛生啓発セッション

バングラデシュ
(公開日:2023.05.23)

【ロヒンギャ難民支援】子どもたちとの衛生啓発セッション

 
多くのロヒンギャの人たちがバングラデシュに避難してから6年が経ちます。2023年2月時点で95万人以上がバングラデシュで暮らしています1



難民キャンプで実施した子どもたちとの衛生啓発セッションの様子1


セーブ・ザ・チルドレンは2017年より継続的にロヒンギャ難民への支援を行っています。2022年9月からは、ロヒンギャ難民の命や生活を守るために水・衛生支援とシェルター支援を実施しています(詳細はこちらの記事をご覧ください)。

この活動では、難民キャンプとホストコミュニティの両方で、子どもを含む地域に暮らす人たちが、新型コロナウイルス感染症や下痢症などの感染症から自身や家族を守ることができるように、手洗いやごみの管理など基本的な衛生習慣についての衛生啓発セッションを実施しています。今回は、子どもたちを対象とした衛生啓発セッションの様子を紹介します。



難民キャンプで行った子どもたちとの衛生啓発セッションの様子2

子ども向けの衛生啓発セッションでは、歌や踊り、劇を取り入れて、子どもたちに楽しく学んでもらうよう工夫しています。

子どもたちとの衛生啓発セッションの様子1の写真は、「毎日」、「家族みんな」で「手洗い」や「歯磨き」をする歌を、体を動かしながら歌っているところです。

2点目の写真では、「屋外ではなく清潔なトイレを使う」ことについてゲームを通して学んでいるところです。

立っている子どもはトイレの建物役で、その中に子どもが座っており、合図とともに役を交代し遊びながら学んでいます。



ホストコミュニティの学校での衛生啓発セッションの様子


また、ホストコミュニティの学校でも衛生啓発セッションを実施しています。上の写真は練習した手洗いの正しい方法を皆の前で発表しているところです。

ロヒンギャ難民の子どもたちに好きな遊びを聞くと、「バレーボール」「お絵描き」の中に、「(衛生啓発)セッション」と答えた子もいました。

遊びの場所や方法が限られてしまうキャンプでの暮らしの中で、子どもたちはセッションを楽しみながら学んでくれているようです。

子どもたちが楽しみながら、適切な衛生習慣を身に着け、自分たちで自分たちの健康を守れるように、引き続き支援を行っていきます。

本事業は、皆様からのご寄付と、ジャパン・プラットフォーム、ファーストリテイリングが展開するユニクロブランド、株式会社東京ユニフォームからのご支援により実施しています。


(海外事業部 田部井梢)


1 UNHCR, Joint Government ofBangladesh – UNHCR Population Factsheet

 

あなたのご支援が子どもたちの未来を支えます

もっと見る

月々1500円から、自分に合った金額で子どもの支援ができます。
定期的に年次報告書や会報誌をお送りしています。

1回から無理なくご支援いただけます。

PAGE TOP