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日本/子ども虐待の予防
(公開日:2009.09.01)

ポジティブ・ディシプリン実践演習例(※2010年掲載)

 

イメージ:子ども3歳になるあなたの子どもは、ボール遊びが大好きです。転がしたり、座ってみたり、投げたりと、いろいろな遊び方で楽しんでいます。ある日、子どもと一緒にショッピング・センターへ出かけました。赤い大きなボール(売り物)を見つけるやいなや、突然駆け出し、ボールをつかみ、床に転がし、走り出しました。

あいにく、そのボールを買う手持ち金がありません。あなたは、子どもを追いかけ、ボールを元の場所へ戻すよう促しました。子どもは泣き出し、ぐずり始めました。

あなたは、この状況にどう対応しますか?

  1. パシィ!と頭を叩き、行儀よくするよう促す。
  2. 「ぐずねていると、あなたを好きになる人はいないよ。」と、強い口調で伝える。
  3. 「ボールがとっても好きなんだ」と、まずは同意を示す。でも、もち合わせのお金がないことも伝える。気持ちが収まるまで、外に一緒に出ることを進め、彼が
    落ち着くまで、近くに寄り添う。子どもが悲しく、つらい気持ちであることを理解し、同時に、悲しみ、そして、つらい気持ちについて教える。お金がない時
    は、物を買うことができないことも説明する。その後、子どもの気を紛らわし、当初の目的である買い物を済ませる。

それでは、ポジティブ・ディシプリンをどう使うか、
一緒に考えてみましょう。

◆ ◆ ◆ ◆ ◆

★まずは、あなたの子育てゴール(長期的ゴール)は何かを考えてみてください。
Q1.あなたの長期的ゴールを達成するための選択は、上記1〜3のどれですか?

★あたたかさ、ルールの提供、そのことを考えてみてください。
Q2.以下は、あたたかさ、そして、ルール・ガイドの具体例です。上記1〜3の対応それぞれが、あたたかさ、ルール・ガイドの提供に適っているか、該当するものを選択してください。

あたたかさ、ルール・ガイドの具体例
★発育段階に応じた子どもの気持ちを理解(*ポジティブ・ディシプリンを読みすすめることで理解できます。)
Q3.なぜ、子どもはかんしゃくを起こしたと思いますか?

★課題解決型の手法 *ピンチをチャンスに
Q4.ポジティブ・ディシプリンに触れたあなたが選択する対応は、1〜3のどれでしょうか?

◆ ◆ ◆ ◆ ◆

3を選択した方へ
→あなたは、ポジティブ・ディシプリンを既に理解しはじめています。
完全理解を目指し、一緒に学びましょう。

3以外を選択した方へ
→決して、間違ったということではありません。
子どもの成長を支えるため、ポジティブ・ディシプリンを一緒に始めましょう。

日々の子育ては、そうたやすくない。ストレスがいっぱい。落ち着いて考えられない。そう、考える方も多いと思います。でも、ポジティブ・ディシプリンをもっと知ることで、このストレスが自然と軽減されるはずです。まずは、トライしてください。

公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは、2009年から日本国内で「ポジティブ・ディシプリン」を普及してきました。20194月以降は、ポジティブ・ディシプリンのファシリテーター養成およびプログラム実施を、以下の外部の連携/協力団体へ移管しており、このパートナーシップを通じ、子どもに対する罰のない社会づくりを目指しています。

現在、ポジティブ・ディシプリンに関するお問い合わせは、「きづく kids-ku /ポジティブ・ディシプリン日本事務局」でお受けしております。

 

きづく kids-ku /ポジティブ・ディシプリン日本事務局

団体HP: www.kids-ku.org

問い合わせ先info@kids-ku.org




 






 

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