日本/子ども虐待の予防(公開日:2020.10.30)
【活動報告】オンラインイベント「どうなる?どうする?私たちの子育て−コロナ禍の子ども支援現場と一緒に考える」を開催しました
子育ては楽しいときもあるけれど、子どもに対してつい感情的になってしまう場面もあるかもしれません。今年に入ってからは、新型コロナウイルス感染症流行の影響により一斉休校や外出の自粛などで家庭内のストレスが高まり、また先の見通せない不安な状況が続いている中で、子どもとどのように向き合ったらよいのか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。そして、2020年4月から親などによる体罰が法律で禁止されました。こうした中、私たちが、たたかず、怒鳴らず、子どもと向き合ったり、しつけをしたりするにはどうしたらよいのでしょう。
このような疑問を考える機会として、セーブ・ザ・チルドレンは、10月11日に、大阪弁護士会とともに、「どうなる?どうする?私たちの子育て−コロナ禍の子ども支援現場と一緒に考える」と題したオンラインイベントを開催しました。
パネルディスカッションの様子
前半では、子育てハッピーアドバイスシリーズの著者である真生会富山病院の明橋大二氏より子育てがラクになるコツの紹介がありました。特に子どもが幼いときには親が子どもの甘えを受け入れて安心感を与えることが重要であり、それがしつけの土台になるということや、甘えには、良い甘え(子どもの情緒的な要求に応え、子どもができないことを大人が手助けすること)と悪い甘え(子どもの物質的な要求に応え、子どもができることまで親が代わりにやってしまうこと)があるということなどが説明されました。
後半では、大阪学童保育連絡協議会の福武利氏、大阪弁護士会の大畑亮祐氏、そして明橋氏の3人をパネリストに迎え、セーブ・ザ・チルドレンの西崎がモデレーターとなり、新型コロナウイルス感染症影響下での子ども支援現場の実体験から考える親と子どもの関わりをテーマにパネルディスカッションを行いました。ディスカッションでは、今年4月から親などによる子どもへの体罰が法律で禁止されたことについても話題にあがり、親を罰するための法改正ではなく、法改正の目的の1つは「社会全体で子育てを支えよう」という考え方を社会全体の共通認識とすることが含まれているということなどが取り上げられました。
オンライン会議システムを利用しての開催でしたが、投票機能を使うなど参加者の皆さんと一緒に、子どもへの体罰等や子どもを尊重した関わりを考える1時間となりました。
アンケートでは、「パネルディスカッションも、自然な会話の中でコンパクトながら子育てに大事なエッセンスを話してくださったことが印象的だった」「スピーカー一人ひとりが割と本音で話してくださり、ところどころ、クスっと笑ってしまったり、わかる、わかると共感できる話があった」「全国どこからでも参加できるのでオンラインはありがたい」といった声が寄せられました。
セーブ・ザ・チルドレンは、今後もさまざまな機会を通して、「たたかない、怒鳴らない子育て」を広める活動を続けていきます。
(報告:国内事業部 西崎萌)
このような疑問を考える機会として、セーブ・ザ・チルドレンは、10月11日に、大阪弁護士会とともに、「どうなる?どうする?私たちの子育て−コロナ禍の子ども支援現場と一緒に考える」と題したオンラインイベントを開催しました。
パネルディスカッションの様子
前半では、子育てハッピーアドバイスシリーズの著者である真生会富山病院の明橋大二氏より子育てがラクになるコツの紹介がありました。特に子どもが幼いときには親が子どもの甘えを受け入れて安心感を与えることが重要であり、それがしつけの土台になるということや、甘えには、良い甘え(子どもの情緒的な要求に応え、子どもができないことを大人が手助けすること)と悪い甘え(子どもの物質的な要求に応え、子どもができることまで親が代わりにやってしまうこと)があるということなどが説明されました。
後半では、大阪学童保育連絡協議会の福武利氏、大阪弁護士会の大畑亮祐氏、そして明橋氏の3人をパネリストに迎え、セーブ・ザ・チルドレンの西崎がモデレーターとなり、新型コロナウイルス感染症影響下での子ども支援現場の実体験から考える親と子どもの関わりをテーマにパネルディスカッションを行いました。ディスカッションでは、今年4月から親などによる子どもへの体罰が法律で禁止されたことについても話題にあがり、親を罰するための法改正ではなく、法改正の目的の1つは「社会全体で子育てを支えよう」という考え方を社会全体の共通認識とすることが含まれているということなどが取り上げられました。
オンライン会議システムを利用しての開催でしたが、投票機能を使うなど参加者の皆さんと一緒に、子どもへの体罰等や子どもを尊重した関わりを考える1時間となりました。
アンケートでは、「パネルディスカッションも、自然な会話の中でコンパクトながら子育てに大事なエッセンスを話してくださったことが印象的だった」「スピーカー一人ひとりが割と本音で話してくださり、ところどころ、クスっと笑ってしまったり、わかる、わかると共感できる話があった」「全国どこからでも参加できるのでオンラインはありがたい」といった声が寄せられました。
セーブ・ザ・チルドレンは、今後もさまざまな機会を通して、「たたかない、怒鳴らない子育て」を広める活動を続けていきます。
(報告:国内事業部 西崎萌)